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五十路日本ひとり旅

2017年05月 | ARCHIVE-SELECT | 2017年07月

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東北山歩旅行3日目(H29年6月27日) 鹿角市

天気 晴

宇樽部の野宿場から5時前に出発。
今日は長い道程なので頑張らないと。
一方で道に少し不安があった。

最初に青森から秋田の県境越え。
秋田に入ると「熊注意」の立看板。
その後周囲に微かな獣臭を感じる。
熊除鈴は持って来てないため、大声で歌を歌いながら国道454を進む。
野宿地を出発して1時間、早朝の精もあるのか車1台も走っていない。
昨夜も車は数台しか通過してない。

目的地鹿角には国道から冷川林道に入る必要があるが、林道入口にはチェーンが張られ「最近熊の被害が発生したため通行止め」にする旨の掲示。
この林道を通らないと数時間近く遠回りしなければならない。

ストックを武器に、ポケットに超小型ナイフを忍ばせ、またまた大声で歌いながら林道を進む。
1時間以上歌いながら歩いたが、流石に疲れてきた頃、道も徐々に明るさを増し獣の気配は感じられなくなる。
出発から約3時間、車にも人にも出会わず林道の終点近くまで来てやっと一台の車が温川林道へ入っていった。

その後国道104との合流点に近づいて「熊出没通行止」チェーンを抜けた。
林道の中は直射日光が遮ぎられていたが国道に出ると雲ひとつない強烈な日差し。
そして林道歩き時は余り感じなかった足裏痛との格闘。
それでも昨日に比べて大腿部付け根の痛みが無い分、多少は良い。

昨日から今日の午前中まで人との出会いがなかったが、その後3人から声掛けされた。

最初は道端の草刈り作業の合間に休んでいた男性から「お疲れさん、良かったら休んでジュースでも飲んでいかない?」と言われ、気持ちだけ頂く。

次は道路の点検作業をしていた人から「歩き旅?どこから?何日目?気をつけて」とのエール。

最後に道端で休んでいたおばさんから「登山かい?どこの山?」と聞かれ、取り敢えず直近の目標の「秋田駒」と答えたが、不思議に思われたかも。

鹿角の中心部に向かう途中では大湯環状列石という国の特別史跡に指定された場所を通過。
私の地元青森市にも小牧野遺跡という国の史跡に指定された環状列石があるがケタ違いの規模にビックリ!

今日は3日振りに上げ膳下げ膳で風呂に入って布団で休める。
ほぼ予定通りの午後5時に「五の宮の湯」に到着。


野宿場は道端の浄水場タンクそば


青森・秋田県境越え


冷川林道入口


林道途中で見たモグラの子供の死骸


林道を抜けた所にもチェーン有り


小さな?「止滝発電所」


「山麓園」の冷たい水に感動


道端の時期遅れの食べ頃ワラビ


大湯環状列石1「万座」


大湯環状列石2「野中堂」


今日の宿「五の宮の湯」背後は五の宮岳

04:55 宇樽部過ぎの山中・発
05:50 青森・秋田県境越え
06:15 冷川林道入り
08:20 国道104に入る
13:00 大湯環状列石
15:40 ローソンで食料調達
16:50 五の宮の湯

歩行時間 11時間00分
歩行距離 48km
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| 山歩旅行 | 06:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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痛みに関する考察について

痛みに関する考察について

先ず大腿部の痛みだが、1日目と2日目に発生した。
実は痛みを感じる前に、エネルギー補給の為に飴類を口に入れていた。
1日目は飴2個、2日目は飴1個だったが、どちらも口に含んで暫くしてから痛み出した様に思う。
自分ではマサカ関係あるとは思わなかったが、実は伏線がある。

3か月ほど前に腰痛を発生した時、前日夜の風呂上がりに甘酒と野菜ジュースを飲んでいた。
マサカ関係あるのかと思ってネットで調べると、意外にも複数の整骨院関係者が糖分と腰痛の関係を患者を治療した実体験を元に語っていた。
自分は糖尿病予備軍と認識していながら、結構糖分を取っていることを改めて考えさせられた。

そして今回の大腿部付け根の痛みも、今日3日目は飴を舐めていないからか痛みは発生していない!
まあ、身体が痛みに順応してきたからかもしれないが、また何か分かったら報告したい。

もう一つの痛み、足裏について。
足裏は二種類の痛みがあり、一つは長時間歩行に伴う足裏の皮がハゲてくるように感じる痛み。
もう一つは足裏の土踏まずの湾曲部分に繰り返し負荷が掛かることでズキズキするような痛み。
どちらも長時間歩行すれば避けられないように思う。
確か去年の四国お遍路でも同じことを感じていた。

対策は如何に足裏に負担をかけないようにするかに尽きる。
どちらの痛みも、とにかく足をそっと地面に置く。
ただし、足の皮に負担をかけないためには皮が前後左右にブレないよう、上から垂直に地面に足を置きたい。
一方、土踏まずに負担をかけないためには、踵から足をつきそっと爪先に重心を移動するか、足を引きずるようにして前に出すかのどちらか。

つまり、二つの痛みを同時に解決する足運びの方法は現時点では思いつかない。
ちなみに山道や土の道を歩く時は、地面が足裏の衝撃を緩和してくれるため特に土踏まずの痛みは余り感じない。
現時点では、痛みが強く感じる方の対策を優先するしかない。
一番良いことは長時間歩かないことに尽きる!?

| 山歩旅行 | 01:16 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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東北山歩旅行2日目(H29年6月26日) 八甲田・十和田湖

天気 霧のち晴

避難小屋での食事に使う水は仙人岱の水場を利用しようとしたが残念ながらほぼ水が出ていない。脇を流れる水を利用した。

朝5時20分出発時の小屋気温は14度。
濃霧状態でカッパ着用して出発。
小岳の山頂までは濃霧が続く。
小岳から高田大岳に向かう鞍部では小さな谷地湿原を2度通過する。
高田大岳に向かう頃から時々雲が切れかかり陽が差し込む。
西風が吹きこれから徐々に天気が良くなることを予感する。

高田大岳からも残念ながら眺望なし。
大岳からの下山路では名物だった泥と水たまりの道は山岳会の刈払い努力で劇的に改善した。
谷地温泉口までの経路中で本日登山者とは出会わなかった。
ただし地元山岳会で標識整備をするらしく5人ほどがこれから出発するところだった。
ご苦労様です。おかげさまで安心して登山できます。

谷地温泉から蔦温泉に向かう国道103は最初の20分ほどはアップダウンが少なく一面ブナ林で、まるでブナの大平原。
蔦温泉ではレインコートを畳んで片付けた時間も含め30分ほど休憩。
天候回復と共に気温も上昇。

蔦川の川辺を遊歩道として整備しており、アップダウンも少なく非常に歩きやすい。
一方奥入瀬渓流の遊歩道は結構アップダウンがあったり道が曲がりくねっている部分があったりして結構疲れた。
ただし自然を鑑賞する遊歩道としては奥入瀬渓流の方が魅力多い。
蔦川遊歩道では誰とも会わなかったがさすがに奥入瀬渓流遊歩道は観光客が多い。

奥入瀬渓流の遊歩道が終わり十和田湖子ノ口に出て舗装道歩きが始まる。
ここからが苦難の始まり。
足の裏全体がヒリヒリし、足の土踏まず部分が痛く、やっと歩いた。

この日の痛みの状況
大腿部の付け根が一時的に痛みの増した時があった。
腰と膝には特に痛みなし。
足裏が痛い他は、足先にはあまり違和感はなかった。
この痛みについて新たな発見があったが、そのことは明日に。

本日の寝床は十和田湖宇樽部の山中。


仙人岱の水場付近


濃霧の小岳山頂


小岳・高田大岳鞍部の谷地湿原


徐々に日差しが出た高田大岳山頂


大岳から下山路には石楠花が散見


谷地温泉前、山岳会さん有難う


ブナの大平原
(ブナの下が揃って白っぽいため更に幻想的気分になる。)


蔦温泉前で大休憩


蔦川遊歩道


奥入瀬渓流遊歩道


銚子大滝


十和田湖子ノ口


宇樽部の山中の野宿場

05:30 仙人岱・避難小屋
06:00 八甲田小岳
07:20 高田大岳
09:00 谷地温泉下山口(15分休憩)
10:45 蔦温泉温泉(30分休憩)
12:30 焼山(道探し15分ロス)
14:15 石ケ戸(10分休憩)
16:45 十和田湖子ノ口(10分休憩)
18:20 宇樽部過ぎの山中(野宿)

歩行時間 11時間50分
歩行距離 40km

| 山歩旅行 | 21:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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東北山歩旅行1日目(H29年6月25日) 酸ヶ湯・八甲田

天気 晴のち曇

今日は自宅から八甲田の仙人岱小屋まで行く。

徐々に日差しが暑くなり汗が滴り落ちる。
出発時は、腰、膝、足先共違和感なし。
ただし出発後1時間過ぎてから大腿部の付け根に痛みを感じ始め、酸ヶ湯の登山口まで続く。
登山中には大腿部の痛みは和らぐ。

酸ヶ湯までの国道ルートを歩行中に1台の乗用車から乗車の誘いを受けたが丁重に辞退した。
15時過ぎからの登山開始のため、下山者とのすれ違いは6人。

今日の宿仙人岱避難小屋は同宿者なし。
18時現在の小屋内の気温は18度。
着いた時は暑く感じたが汗が引くと少し肌寒い。
誰もいない小屋の中では風の音も響く。


横内の道端の花(ムラサキつめ草等)


雲谷温泉前を通過


岩木山展望所前を通過


萱野茶屋の長寿の茶で一服


途中で「熊に注意」の立札


酸ヶ湯温泉前で小休憩


登山口から山道に入る


有毒ガス枯れ前を通過


登山道に咲く花


登山道に咲く花、ムラサキヤシオ


地獄沢と櫛が峰


地獄沢と岩木山


登山道に咲く花、チングルマ


仙人岱から小岳を望む


今日の宿、仙人岱避難小屋

07:45 自宅・発
12:10 萱野茶屋(15分休憩)
15:05 酸ヶ湯温泉登山口(10分休憩)
16:55 仙人岱避難小屋・着

歩行時間 8時間45分
歩行距離 32km

| 山歩旅行 | 05:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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久しぶりのブログです

「五十路日本ひとり旅」ブログを始めて5年目。
当初は1年目に自転車での日本一周、2年目に百名山旅行を計画。
2年間で旅を終えたら農業に取り組む計画だった。
自転車旅行は計画どおりできたが、百名山旅行は3年かかった。
その間に「みちのく潮風トレイル」や「四国お遍路」の旅も加わった。

本来なら遅ればせながら農業に取り組むべきなのだが、疑問が生まれてきた。
以前に農業の計画を考えた時は米と野菜と果樹を育てたいと思った。
しかし今、自分の健康が気になってきている。
ブログでも書いたが米は糖尿病の主因らしい。果樹も同様。
自分は糖尿病は発症してないが予備軍だと思っている。
自分の健康問題を放っておいて農業に取り組むことはできない。

実は昨年末から腰痛の症状がしばしば出てきている。
そして一時的に膝痛も発生している。
また最近は足の指先の軽度なシビレも感じている。
これらの症状は強弱を繰り返しつつなかなか完治しない状態にある。

この症状について色々調べたり試したりして原因を絞りこみつつある。
そこで人体実験を兼ねつつ以前から夢見ていた縦走旅行を計画することにした。
第一弾は6月~7月に「東北の山の縦走旅行」。
第二弾は8月~9月に「日本アルプスの縦走旅行」。

ということで明日6月25日から約3週間、徒歩で「東北の山」縦走旅行に出発。
今まで山の旅は旅の終了後にまとめてブログに掲載していた。
山の旅では天気の判断や道の確認などで平地の旅より困難が多い。
更に通信電波が繋がらない時やバッテリー充電の苦労など毎日ブログ更新は厳しい。
どれだけ新鮮なブログ更新ができるか分からないが、やるだけやってみたい。
バッテリー消耗の心配もあり短めのブログの予定ですが…

| 山歩旅行 | 20:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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