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五十路日本ひとり旅

2015年04月 | ARCHIVE-SELECT | 2015年06月

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みちのく潮風トレイル・20日目・鹿狼の湯~相馬駅~青森

30日の天気は晴れ。
昨日でみちのく潮風トレイルの旅は終了予定だったが、予定変更して鹿狼の湯に泊まったため、相馬駅から帰途につく前にトレイルお薦めポイントに立ち寄ることにした。
鹿狼の湯では、朝食の時に女将さんから震災にまつわる様々な話を聞くことができた。
新地町は中心街が海岸周辺にあったため多くの住宅や企業が津波で大きな被害を受け、被害の少なかった山麓の鹿狼の湯に避難してきた。多い時で数百人が来たため大食堂も寝泊り場所になった。鹿狼の湯は予め避難所の指定を受けておらず、役所から支援はなかったが、米は1年分の備蓄があり当分心配ない予定だった。しかし別の避難所で米が足りなくなり備蓄米を回したら、その後急に大人数の予約が入って米が不足し、農家の備蓄古米を何とか分けてもらい急場を凌いだ。
風呂に入ることができず困っている人が多いことを知り送迎車を手配して温泉に連れて来たりした。
自衛隊員らも避難した人々に仮設風呂を提供していたが、自分達は入られないため目立たないよう当館の風呂を利用しに来た。
当館での避難の様子を記録に残しておこうとカメラを準備したが、被災者のことを考えると結局カメラを撮ることができなかった。今考えると記録を残しておきたかった。
元自衛隊員の方が震災から2か月たって被災地の記録を残すため訪れた。殆どの旅館が営業しておらず、やっと当館を見つけられたととても有難たがられた。当館で避難時の様子を記録できなかったことを知り、後日、彼が被災地を回り記録してきた写真集が送られてきた。ロビーの本棚に置いているので良かったら見て行ってほしい。
このほかにも色々な話を30分以上聞くことができた。
女将の人柄が気さくで、多分被災者を受け入れた時もできることをしただけという意識なのだと思う。
それでもやはり凄いことだと思う。
宿を避難所として提供、役所から支援なし(役所も大変だったろうが)、宿としての営業は一時休止の上に食料提供や温泉貸出し等々。
最終的に何らかの補填があったのか聞けず仕舞いだったが、こういう人柄が本当の女将気質、客商売気質なのだ思った。
かく言う私も女将気質の恩恵?に預かった一人。みちのく潮風トレイルの完歩を祝って昨夜の酒代をタダにしてもらった上、帰りの道中のツマミにとチョットした土産まで頂いた。

今回の旅を振り返ると、天気や運に恵まれた旅になり、何とか目的を達成できたと思う。
当初の目的は、新たに生まれた「みちのく潮風トレイル」を体験しながら、被災地の状況を改めて知ることと、夏にチャレンジする百名山登山の訓練だった。
被災地復旧の困難さの実態をほんの少しだけ垣間見るとともに、被災地で懸命に頑張っている人達ともほんの少しだけ接することができた。
旅全体を通して概ね天気に恵まれ、みちのく潮風トレイルコースの楽しさや苦しさをまずまず体験できた。しかも山登りした二山では悪天候に恵まれて、山での危険な状況の一端を身をもって体験し山歩き時に備える課題を把握することができた。足痛や腰痛は最終的に何とか耐えられたが身体のケアの面など反省すべき点が見つかったことも良かった。

それでは、旅で出会ったすべての人に感謝し、ブログを読んでいただいた方々にお礼申し上げ、旅日記編は閉幕します。
有難うございます。
今回のトレイルコースについては、データを整理し後日いつもどおりアップする予定です。乞うご期待?

鹿狼の湯の女将

本当に感謝!感謝!

鹿狼の湯で拝見した元自衛隊員の写真集


写真集の一部から

津波で流された建物と流されなかった建物の違いの要因は?

溜め池と鹿狼山

トレイルガイドの絶景撮影ポイント

新地アグリグリーン


子眉嶺神社


御神水鏡ケ池

子眉嶺神社のすぐ近くにあったので立ち寄る。
御神水の由来に悲しい伝説があることが紹介されていた。

鏡ケ池すぐそばの竹やぶ

日の光に照らされた緑の美しさ。

田んぼに映った鹿狼山

鹿狼山は町の至る所から眺められる。

跨線橋の上から眺める相馬駅周辺


相馬駅

ここから代行バスが運行されている。(鉄道は復旧工事中)

亘理駅

代行バスの終点駅。ここで鉄道に乗り換えて仙台に向かう。

9時00分 鹿狼の湯を発
9時40分 新地アグリグリーン
10時00分 子眉嶺神社
12時00分 昼食 (相馬駅前)
12時30分 相馬駅を発
13時50分 亘理駅を発
15時54分 仙台駅を発
17時50分 青森駅に着
18時30分 自宅に着

歩行時間 3時間00分
歩行距離 14km
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| みちのく潮風トレイル | 21:17 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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みちのく潮風トレイル・19日目・相馬市~鹿狼山

29日の天気は晴れ。
さて今回の旅計画の最終目的地は当初は浪江町の予定だった。2年前のチャリ旅行で新地町や相馬市は少し見学しているので今回はスルーして、国道6号を行けるところまで行ってみたいという気持ちだった。
しかし旅行直前に環境省のガイドを確認すると新地町や相馬市の見所が沢山ある上に、鹿狼山登山や鹿狼の湯など魅力的な場所もある。これは予定変更する価値が高い。ただ旅行直前だったため方針を決めず出発していた。そして旅行の終わりが近づいた数日前に鹿狼の湯の宿泊を確認したら29日なら空いているとのことでその場で予約。
ということで今日のコースは相馬市から新地町に少し戻るコース。午前中に松川浦から新地町にかけて歩き、昼から鹿狼山に登り鹿狼の湯に到着、旅の疲れを癒す。
今日は、親切な軽トラのおじさんとの出会いがあった。朝に白幡の大イチョウを見学後、田圃の脇で次の場所への移動ルートをガイド地図を広げ確認していると、そばに軽トラが止まりおじさんが車から降りてきた。
「何しているの?」
「今、白幡の大イチョウを見てきて次に行く所を確認しているの。」
その後おじさんが、白幡の大イチョウは伊達藩と会津藩の境界地であったこと、山の向こうに見える旗巻峠は戊辰戦争で負けた仙台藩が旗を巻いて逃げた峠に由来していること、ガイド地図にないが臥牛城跡が近くにあることなど、とても親切に教えてくれた。土地の由来、名前の由来など聞くことで一層記憶に残る。有難うございました。
さて昼前にいよいよ鹿狼山を目指したが、途中で右近清水と真弓清水という2つの名水があり立ち寄った。
特に真弓清水は山仲間の真弓さんに是非報告しなければならない。
その色は透き通る美しさで、味は少し甘みを感じさせ誠にまろやかで身体全体を癒してくれる真弓さんそっくりの名水であった。

相馬港の朝景色


えびす食道 (相馬港)

周りには草原だけ

津神社

震災慰霊碑がある

松川浦の朝景色


松川浦環境公園内で

「ふるさと相馬」の唄が流れる

白幡の大イチョウ


軽トラのおじさん

色々教えてくれた有難う

法輪寺

ガイドでは鐘つき自由?

おじさんが教えてくれた臥牛城跡


二羽渡神社


龍昌寺


龍昌寺の震災慰霊碑


右近清水

施設が凄く立派!

真弓清水

施設より味だ!

鹿狼山登山口


鹿狼山頂直下の急坂


鹿狼山頂

山頂には鹿狼神社がある

鹿狼山頂からの眺め


鹿狼の湯

風呂場からの眺め最高!

5時00分 相馬港を発
5時35分 津神社
6時05分 松川浦環境公園・朝食
7時50分 白幡の大イチョウ
7時52分 軽トラおじさんと出会い
8時10分 法輪寺
8時30分 駒ヶ嶺城(臥牛城)跡
9時30分 二羽渡神社
10時00分 龍昌寺
10時35分 右近清水
11時15分 真弓清水
11時35分 蔵王眺望コースから出発
12時45分 鹿狼山山頂・昼食
14時30分 鹿狼の湯に着

歩行時間 8時間00分
歩行距離 28km

| みちのく潮風トレイル | 20:27 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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みちのく潮風トレイル・18日目・名取~相馬

28日の天気は曇り。
今日も最高気温は20℃程度で少し蒸しているが徒歩日和。
今日は名取市から福島県相馬市まで昨日に引き続きほぼ平坦な道を歩く。
宿のホテル「ルートイン名取」出発の際に津波がどこまで来たか尋ねると、ホテルよりも少しだけ海寄りのイオンモールまで来ていたそうで、海岸から5km近く内陸まで到達したのか。
今日の移動距離は約45kmのため目的地直行のつもりだったが、名取から岩沼に入ると「竹駒神社」の標識が頻繁に現れ、片道約1kmの寄り道であればギリギリ許容範囲と判断して進路変更。
竹駒神社の予備知識が全くなく、行ってみて初めて日本三大稲荷神社の一つと知った。とても御利益が有りそうなので、しっかり賽銭を上げて沢山お祈りし、更にお守りも購入。
でも三大稲荷は誰が決めたのかな?
竹駒神社の後は国道6号を一路相馬市に直行。ところどころで多少起伏のある場所に差し掛かると、平野の向こうに海が見える。津波が内陸まで来てしまう地形。
JRが津波対策を考えて工事をしている。
竹駒神社に少し長居したこともあり福島入りが16時過ぎ。
また食料をコンビニで調達後、寝ぐら探しに港に向かうと全面的に工事のため進入禁止。今夜はこっそり宿泊決行。

竹駒神社の手前に竹駒寺


竹駒神社の鳥居


竹駒神社


阿武隈川に架かる阿武隈橋

阿武隈川も広い川幅!

海岸近くまで平坦な田圃が続く


JRが津波対策工事

今回の津波の高さを想定した工事らしい

相馬港そばの火力発電所の夜景

夜間もずっと稼働。希望の光を灯してほしい。

7時45分 名取市のホテルを発
9時30分 竹駒神社(日本三稲荷)に寄る
11時00分 スーパーで買い物・昼食
12時30分 亘理町(中心地)に入る
14時20分 山元町(中心地)に入る
16時15分 福島県(新地町)に入る
18時40分 相馬港に着

歩行時間 9時間30分
歩行距離 47km

| みちのく潮風トレイル | 15:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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みちのく潮風トレイル・17日目・松島~名取

27日の天気は晴れのち曇り。
今日の最高気温は20℃程度で涼しい風も吹き徒歩には丁度良い。
今日は松島町から仙台平野を進み名取市のホテルまで進む。
名勝松島の景色を楽しんだ後は、ずっと都市道路の歩行が続く。
松島は湾内に点在する島々が津波を弱める役目を果たし被害を最小限に抑えたとされ、一方仙台市とその周辺は平らな大地が広がるため津波が市内に広く押し寄せ被害が広がったとされる。
現在はどちらも復旧が進み、私が歩いたコース上では他の市町村に見られるような目立った工事は行われておらず、全体としては平穏な街並みを取り戻したかのように見受けられた。しかし注意して見ると未だに爪痕は残っている。

朝日を浴びる野外活動センター


昨日肝を冷した線路


伊達政宗歴史館前を通過


松島の大震災慰霊碑


慰霊碑の裏に津波の高さ表示


五大堂でお参り


五大堂と松島湾


国宝瑞巌寺

開門時間前でした。

松島の海岸を工事中


道路上からの松島湾の景色


展望台からの松島湾の景色


松島四大観扇谷の金翅堂


松島四大観扇谷からの松島湾


仙台港で見た鳥船?


仙台の仮設商店


高速道路の下を歩き続ける


歩道上に何故か鶏が…

脇を通るといきなりコケコッコー!

名取川と名取大橋


5時45分 松島野外活動センターを発
7時30分 名勝松島着 (朝食ブログ2H)
11時15分 塩釜市に入る
12時20分 多賀城市に入る
13時00分 昼食 (50分)
14時00分 仙台市に入る
17時10分 名取市に入る
17時15分 夕食 (30分)
18時10分 名取のホテルに着

歩行時間 9時間00分
歩行距離 42km

| みちのく潮風トレイル | 03:33 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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みちのく潮風トレイル・16日目・万石浦~松島

26日の天気は晴れ時々薄曇り。
今日は松島町の野外活動センターのキャンプ場でテン泊予定。
途中のコンビニからセンターにテン泊依頼の電話を入れると16時30分までに到着してと言われ、少しキツイと思いつつ頑張りますと返事。
予定では40km、10時間の歩行計画だったが最終的に歩行距離35kmで、到着も予定より早かった。
この日のルートは今まででもっとも平坦なルート。寄り道なしに地道にコツコツ平均時速5km超で歩いた。
私の歩き方は、岩崎元郎の歩き方、又は雪道の歩き方。歩幅を狭くし、重心を偏らないよう意識して歩く。
急ぐ時でも歩幅と重心の意識は変えず、ピッチを上げて調整する。ただし出来るだけペースは一定、息遣いが荒くならないことに心掛ける。平坦路と登り下りでは息遣いを優先してペース調整する。そしてなるべく休まずに歩く。疲れたらペースをゆっくりに調整し対応。(新田次郎「剱岳・点の記」でも記載されていた)
あと、水分はなるべくとらないようにしている。登山本などでは汗をかいたらその分水分補給をしっかりするように書いているが、経験からは水分を補給すると汗の量が増えて疲労が高まる。もちろん渇きが我慢できなければ水分補給はする。その時の体調次第で水分量は調整。
でも最終的に目的地到着時には水分はしっかり補給する。
松島野外活動センターでも、キャンプ場利用者は私一人。ただ職員の話では年間を通して利用者は非常に多いとのこと。
また職員から教えていただき、今旅行で初めてテン泊時に風呂に入ることができた。キャンプ場から歩いて10分程で保健福祉センターどんぐりにある風呂に400円で入浴可。いい湯だった。

早朝の万石浦


万石橋と万石浦


石巻は平坦路が続く


日和橋


日和橋からの眺め


歩道橋から平坦な街並みの眺め


田園地帯を行く

津波で耕作放棄?

電線が眼鏡をかけているみたい?


鳴瀬川

凄い広い川幅!

明治潜穴施工時に東宮殿下が激励

キャンプ場到着前、偶然立ち寄る。
この後横断禁止の線路が現れ、強引に線路横断したら、横断の直後列車が猛スピードで通過。肝を冷す。

松島野外活動センター入口に着

左に行くと風呂施設がある。

無事キャンプ場にテント設営


5時00分 万石浦港を発
6時20分 日和橋を渡る
7時20分 石巻ミニストップで買物・朝食 (ブログ入力・計2時間)
10時45分 東松島ヨーカドーで買物・昼食 (計1時間)
12時55分 鳴瀬大橋を渡る
15時15分 元禄潜穴(ずり出し穴)
15時30分 松島キャンプ場に着

歩行時間 7時間00分
歩行距離 36km

| みちのく潮風トレイル | 09:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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みちのく潮風トレイル・15日目・女川町~万石浦

25日の天気は晴れ。
一昨日と昨日は気温30℃ぐらいの暑い晴れだったが、今日は涼しい晴れ。
今日は女川町のふじ旅館から牡鹿半島の一部を周り万石浦まで進み野宿地を探す。
朝、旅館で朝食を食べていると女将から話しかけてきた。
私の旅の目的の話から震災の話になった。
震災当日の天気は赤い空、黒い雲と太陽が同居した空に雪が舞うなど明らかに異変を示していた。
自然が教えてくれていた。
今復興のため人間がしているのは、海と陸を遮断する防潮堤を作り、山を削って土盛りする、どちらも自然と戦うやり方だが、もっと自然と共生する方法を探すことが大切だ。
女将と全く同じ気持ちだ。
さて今日の牡鹿半島コースだが、昨日女川町役場からの放送で女川原発PRセンター付近で熊の目撃情報があったので気をつけてほしい旨アナウンスしていた。もし熊と遭遇したらこちらの武器は、ストックと山菜用のミニナイフくらい。まあ無いよりはマシ。
当初は原発PRセンターに寄らず十一面観音の大原浜で折り返しの予定だったが、原発PRセンター経由でも行けそうと判断。
結果的に当初の予定距離を約10kmオーバーすることになった。
見通しの甘いのは毎度のことか。
日没前には万石浦に何とか到着。
野宿地は、万石浦の港。

ふじ旅館


女川湾展望所


東北電力の応急設置の電柱


山を削って土砂運搬

土盛りのいくら分の量になるの?

樹間に見えるのは女川原発?


女川原発PRセンター

福島原発で起きた事故が女川で起きなかった第一の理由は津波が建屋に達しなかった。第二の理由は原発を安全に停止させた。という解説。

ロングアンドワインディングロード


世界の牡蠣王の顕彰碑

沖縄出身の宮城新昌さんが牡蠣の養殖を成功させた。

史跡 月の浦


ツリーハウス・はまぐり堂


すごく広い風越トンネル


やっと万石浦が見えた。


やっと町が見えた。奥に万石橋


7時45分 女川の旅館を発
9時05分 女川湾の展望所
10時10分 石巻市に入る。
(原発への分岐路)
11時40分 女川原発PRセンター
15時30分 世界の牡蠣王顕彰碑
16時10分 史跡 月の浦
18時00分 風越橋
18時30分 万石浦の漁港に着

歩行時間 9時間50分
歩行距離 49km

| みちのく潮風トレイル | 09:18 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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みちのく潮風トレイル・14日目・波板海岸~女川町

24日の天気も快晴。
今日は野宿した波板海岸から女川町の旅館まで。
計画より先まで昨日は歩いたので、今日は今旅行最短の20kmの行程。
更に朝4:00前起床、5:00出発したため、午前中には女川町に着く。
昨日から十分な食事ができていないのでのんびり歩く。
9時前に女川港の端に着き日陰でブログ入力を始め、しばらくすると軽トラのおじさんが来た。
おじさんから話しかけられ、私の旅の話でビックリし、私からおじさんの津波後の話を尋ねた。
おじさんは71歳(60歳前後に見える!)の漁師で、津波で船2艘と自宅を流されたが、家族は無事だった。
現在はこれまで同居していた息子家族と別々に、妻と2人仮設住宅で暮らしているが、仮設が4畳半1間なので居間・寝室が兼用。
早く広い家で元通り息子家族と一緒に暮らしたいが、宅地造成の完成が何度も先延ばしになり、今は無力感しか感じない。71歳の身にはもう残された時間が少ないのだ。
しかし一年前まで仮設で何もせず暮らしていた時、息子が訪ねて来て、今のままだと身体を悪くするから身体を動かすことを勧めれて、漁師仲間から漁業を再開するなら国から9割補助が出ると聞かされ、また漁業を始める決断をした。
これまで漁業しかしてこなかったから漁業以外できないし、漁業再開を目指すことで、目標を持って生きられる。
今も無力感が強く、国は東京オリンピックより被災地復旧の加速に力を入れて欲しい思いはあるが、とにかく前を向いて生きることが大事で、息子の励ましに応えて生きる。
私はこの話を聞いて、かける言葉を見つけられなかった。ただ身体を大事にして頑張ってくださいと言うだけで、おじさんからは旅の励ましを頂いた。
数日前のブログにも書いたが旅行中に一番目につくのは、盛り土工事の作業。もっと早く、良い方法がなかったのか。過疎化の進む空家の利用や遊休農地の活用などで住む家を確保できればもっと早く進められたのではないのか。復興道路と銘打ち高速道路を作っているのも、優先順位は後で良いのではないのか?

波板海岸の夜明け


国道398から見下ろす野宿した波板海岸


タイヤを埋め込んだブロックで何する?


国道398のカーブロードと海

車が来ない

御殿峠

車の少ない静かな山中旅

廃校校舎?利用の仮設住宅


東北大学惑星圏女川観測所

何する所なのでしょう?

女川港の眺め


話を聞いた漁師のオヤジさん (71歳!)

「海に奪われたから今度は海から取り返す番だ。」と言ってました。頑張れ!

女川駅

温泉併設で賑わっていた

女川駅展望台正面側の眺め


女川駅展望台線路側の眺め

始発駅です

昼食に立ち寄った「おかせい」

NHKで紹介された店? 約30分待ち。

おかせいで食べた女川丼

1300円

高台途中の「鎮魂の花壇」で祈る人々

小さくて分かりにくいです。

4時55分 波板海岸を発
5時20分 女川町に入る
5時40分 道端で軽朝食
8時40分 女川の漁港で休憩
(女川の漁師さんと会話)
11時35分 女川駅に寄る
12時00分 魚市場おかせいで昼食
13時30分 女川の旅館に着

歩行時間 5時間00分
歩行距離 21km

| みちのく潮風トレイル | 06:12 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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みちのく潮風トレイル・13日目・志津川~波板海岸

23日の天気は快晴。
今日は野宿した志津川漁港から波板海岸まで。
当初の到着予定は北上川河口周辺だったが、食事にありつけないまま先に進み波板海岸へたどり着いた。
今日のキーワードは、暑い、長い、涼しい、人情。
まず暑いは、日中の最高気温。
多分30℃を超えたと思う。特に昼過ぎに無風の登り坂を歩いた時は指先まで汗が滲んだ。
次に長いは、北上川河口から新北上大橋までのルート。
神割崎を通過し北上川河口に出て川の遠くに架かる長い橋を最初に見た時は遠いと感じたが、まさかそこから橋に到達するまで1時間以上かかるとは思わなかった。
そして涼しいは、トンネルの中。
今旅行中、最も暑い日に木陰が少なく直射日光のあたる道を歩いているとトンネルの日陰とトンネル内の冷風は人工のクーラー。
最後の人情は、歩けども歩けども店が現れない時に出現した「てらっぱだげ」というそば屋。
後で聞き確認したところ、志津川から女川までの国道398上ではコンビニは一つもなく(志津川からの国道45上には一つあり)、食事処も志津川に近い処に確か一つあっただけ。
15:30に到着した「てらっぱだげ」で大盛の天ざるを注文。食べている間に主人と話したら、私のように中々食堂がなくてようやく辿り着いたと言って入って来る客が結構多いとのこと。チャリダーやバイカー、少ないがウォーカーもいるそう。3月にはみちのく潮風トレイルを歩いて来た漫画家旅行者も。
主人が私の寝ぐらを心配してくれて、波板地域交流センターの人に連絡してくれた。
食事後、交流センターまで約50分歩き、センターの会長さんと言う人と相談し、私の希望で海岸の方でテントを張らせてもらうことにした。
波板地区は非常に小さな集落のようだが、津波で4人の犠牲者が出たとのことで、集落を離れる人もいたようでこれからも大変なようだ。
野宿場所の波板の海岸は、景色のいい素敵な場所で、海岸に近い会長さん宅の玄関脇に引いている美味しい山水を分けていただいた。

志津川漁港の朝日


志津川漁港の防潮堤工事


国道45上の唯一のコンビニ

ここで食料調達しなかったため苦労したが、てらっぱだげの店に出会うこともできた。

国道45から国道398へ

ここから先は食料調達困難

神割崎過ぎ見かけた外国人チャリダー

合計20人ぐらいとすれ違った。

遠くに見えてきた新北上川大橋


水門?の津波高表示と新北上川大橋


新北上川大橋を渡る


汗ダクで登った後のトンネル冷風


てらっぱだげまであと少し


てらっぱだげ

ウォーカー、チャリダーの救世店

てらっぱだげのおかみさん


波板地域交流センター


野宿した波板の浜


5時10分 志津川漁港を発
5時30分 国道45(水尻橋)に入る
6時20分 最後のコンビニ
(セブンイレブン)に入店し逃す
6時22分 国道45から国道398へ
6時50分 道端で軽朝食
9時30分 神割崎分岐を通過
11時30分 道端で軽昼食
12時45分 新北上大橋を初遠望
13時45分 新北上大橋を渡る
15時30分 てらっぱだげ(夕食)
17時30分 波板海岸に着

歩行時間 9時間20分
歩行距離 46km

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みちのく潮風トレイル・12日目・気仙沼~南三陸志津川

22日の天気は晴れ。
今日は宿泊したアコモイン気仙沼から南三陸町(志津川)まで。
昨夜は腰ストレッチをしてから安定したベッドで行儀よく寝たので、腰の調子は比較的マシになった。
宿泊先から県道26を通り国道45へ進んだが、県道26から国道45まで大渋滞が起きていた。工事車両が多い。毎日こんな状態だとしたら大変。
国道45をしばらく進むと、一昨年立ち寄った道の駅大谷海岸が現れ、昼食には少し早い時間だったが立ち寄った。
海岸のすぐ近くにあるこの道の駅は津波(18m!)の直撃を受けたが、その後仮設の道の駅を再開、間もなく再度建て替えという経緯を辿る。
現在、道の駅を取り壊して防潮堤を作り道の駅を移動する案も検討されており、どうなるか全く未定。被災地では多くの人がこのように振り回されているのだろう。
道の駅を過ぎてからは、歩道が整備され車の往来も極端に少なく快適に歩ける区間がしばらく続いた。その後道幅が狭く車の往来が多い区間も多少あったが、今日は総じて快適に歩けた。ただ天気が良過ぎて汗を多くかき、後半は少しバテた。
今日は目的地に直行したので、今旅行で初めて歩行時間・距離共に予定どおりのトレイルになった。

途中にあった福幸(復興)店舗


県道26は大渋滞


土盛のため森を削り土砂運搬

人間の為に森がなくなる。
その代償をいつか払う日が…

応急?のガソリンスタンド


「ここに帰る」決意の仮設店舗


道の駅大谷海岸


途中で出会った鯉のぼり

海に向かって泳げ!

線路から代わったバス専用道を走るバス

昨日のブログで疑ってスミマセン。

福幸店舗 (伊里前)


志津川湾と荒島

島への渡り道が綺麗に整備

志津川漁港の夕日


7時30分 アコモイン気仙沼を発
8時48分 国道45に入る
9時20分 セブンイレブン (買物)
10時30分 道の駅大谷海岸 (昼食)
16時40分 志津川のローソン (買物)
17時20分 志津川漁港に到着

歩行時間 8時間40分
歩行距離 43km

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みちのく潮風トレイル・7日目の補足・津軽石

旅行7日目に宮古市内を移動中に「津軽石」という交差点に出会いブログに載せましたら、知人のt.k.氏から、宮古市のホームページで、宮古市と青森県黒石市が姉妹都市となった経緯が紹介されている旨のメールをいただきました。

以下、ホームページより

「姉妹都市締結までの経緯
 宮古市と黒石市は、歴史的に数多くの縁で結ばれた都市です。昭和40年10月に黒石市で東北市長会が開催された際、当時の黒石市長高樋竹次郎氏と宮古市長菊池良三氏が懇談した折、両市にまつわるさまざまなな因縁が話題となり、姉妹都市の縁組をしようということになったものです。その後、両市の有識者による資料の調査、および、現地調査が行われ、昭和41年4月1日に姉妹都市締結の調印に至りました。 

宮古市・黒石市のつながり
その昔、現在の黒石を治めていた浅瀬石城主千徳伊予守行重が領地となっていた宮古の千徳で死去。同地において現在の華厳院に葬られたといいます。そして、伝説では南部鼻曲鮭の本場になっている津軽石川の鮭漁は、昔、弘法大師が青森からの帰途、今の黒石を流れる浅瀬石川の石を持ってきて、津軽石川に投げ込んでから鮭の遡上が始まったなど、両市は歴史と伝説で結ばれています。」

t.k.氏への感謝と合わせ、参考になればと載せました。

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みちのく潮風トレイル・11日目・碁石海岸~気仙沼

21日の天気は曇り時々晴れ。
碁石海岸キャンプ場は7月からオープンのため現在貸し出ししていない。
このため昨夜はキャンプ場近辺でこっそりテント泊した。
こっそりテント泊の時は早めの撤収が肝心で、朝の5時に朝食を済ませテントの収納を終えた。
まだ時間が早いため碁石インフォメーションセンターのトイレ手前風除室でブログ入力し7時半過出発。
今日は奇跡の一本松を経由して気仙沼を目指す。
事前計画では16時前に気仙沼到着。
しかし実際は17時頃に到着。
事前計画は出発地から到着地まで2~3ヶ所を経由地指定しネットの「徒歩ナビ」を利用して最短距離を測定している。しかし毎度の事だが、実際は工事中で通行できなかったり、道間違えしたり、寄り道したり交通量の少ない道を迂回路に選んだりするため計画より長い距離になる。
今日は更に昨日から現れた腰痛が酷くなっている。
大きな原因は10kgのザックの負担だが、昨日も寝床の環境に恵まれず少し傾斜のある場所にテントを張って寝たことで腰に負担を加えた可能性がある。
今日は一本松や大理石海岸など最低限の寄り道に絞り、ようやく気仙沼に到着できた。
今夜は3日振りのベッド就寝なので、腰のストレッチもして、明日の回復を祈るのみ。

出発時の碁石インフォメーションセンター


高台から碁石海岸方面を遠望


線路が廃止されバス専用道路に。

バスは運行しているの?

門之浜湾を眺望


草の生えた線路


陸前高田の土盛工事

土盛奥に5階建のうち4階まで損壊したアパート。土盛高さが4階分ある?

ガソリンスタンド看板に津波高表示

津波の高さ15m

陸前高田の追悼施設に寄る


奇跡の一本松


一本松の側を通る巨大な配管

土運搬のベルトコンベアを「希望のかけ橋」と命名

一本松と希望のかけ橋を高台から遠望


大理石海岸


気仙沼の駅前


7時40分 碁石海岸を発
8時40分 陸前高田に入る
10時50分 陸前高田追悼施設に寄る
11時15分 奇跡の一本松
12時20分 セブンイレブン (昼食)
14時10分 大理石海岸
16時40分 気仙沼駅
16時55分 アコモイン気仙沼に到着

歩行時間 8時間20分
歩行距離 40km

| みちのく潮風トレイル | 01:19 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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みちのく潮風トレイル・10日目・五葉山~碁石海岸

20日の天気は未明風雨のち晴れ。
宿泊小屋の中は夜中から台風と思うほどキシミを上げた。
寝袋の中の身体も冷えを感じ我慢出来ずシュラフの上に防水カバーを掛けるため、やむなく起き上がる。
暗闇の中、ライトを灯し部屋全体を見渡したが誰もいない。いるはずはないと分かっていても一安心。
防水カバーを掛け再度寝袋の中で身体を丸める。
その後3時頃から強風が弱まり始めると共に少しだけウトウトし、5時前に日の光で起き上がる。
階上岳の時と同じく山の中では悪天候、朝には晴れるというパターン。
旅の一つの目的とした日本百名山の縦走登山の際の経験を積むという点では貴重な体験で今後の登山計画に大いに役立てたい。
さて、五葉山から無事下山したものの、どうも腰の調子がおかしい。
昨夜の寝相の影響なのか?
歩くペースも上がらない。
赤坂峠登山口から道路を歩きしばらくすると巨大な太陽光発電施設が現れた。最近国の太陽光発電事業の見通しが甘い話が出ていて旅行中にも度々太陽光発電施設を目にしたが、ここ迄巨大なものは初めて!
その後も下り道路歩きを続け、大船渡の町に着くと津波の爪痕が現れ始めた。復旧さえもまだまだなのだ。

石楠花荘の朝は晴れ


晴れの日の石楠花荘


畳石


振り返り見る五葉山とツツジ


赤坂峠に到着


途中現れた太陽光発電の大規模施設


関谷洞窟住居跡


美食厨房まるよしで昼食

地元の名店らしい。
11時半過ぎ入店時は2~3人の客が30分後に30人以上で満席。

さんまラーメン+野菜炒めセット

〆て1000円は安い、美味い!

大船渡の津波の爪痕1


大船渡の津波の爪痕2


県道碁石線へ


大船渡の三面椿

日本最大・最古の椿

碁石岬灯台


碁石岬からの眺め


碁石インフォメーションセンター



6時30分 石楠花荘避難小屋を発
7時22分 畳石 (4合目)
8時17分 赤坂峠登山口
9時33分 大沢登山口
10時58分 国道107号に入る
11時42分 美食厨房まるよし(昼食)
13時05分 JOIS大船渡店 (買物)
14時55分 国道45から県道碁石線へ
16時06分 三面椿
16時35分 碁石岬に着
16時50分 碁石海岸インフォメーションセンターに着

歩行時間 9時間10分
歩行距離 42km

| みちのく潮風トレイル | 07:23 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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みちのく潮風トレイル・9日目・釜石市~五葉山

19日の天気は雨のち霧・強風。
今日のコースは多分トレイルコースにならないが、釜石駅前の宿泊先ホテルから五葉山までのコースを設定した。
明後日までに気仙沼まで行く予定を立てたところ、海岸回りでも五葉山回りでも距離的にも時間的にも大差がないと分かったため五葉山の魅力を選んだ。
五葉山は1340mの山。
国道283号を西に進み、甲子から左折して楢ノ木平登山口を目指す。
今日はまたいつもどおり人との出会いが殆ど無く、甲子から登山口を目指し林道を歩いている時に軽トラのおじさんから「五葉山に行くの?」「はい」「気を付けてね」「はい」の二言だけ。後は一人も出会わない。
雨の中林道を歩き昼過ぎに登山口に着いた時は雨は上がり多少ガスがかかっていた。登山口で軽食補給後に徐々に晴れることを期待し登山道へ。
緩やかな登りがひたすら続いたあとようやく稜線に出ると辺りは一面霧で風も強い。
道が分かりやすいのが救いで山頂に急ぐ。16時前山頂に到着。
やはり何も見えず。
早々に山頂を退散し本日の寝床の石楠花荘避難小屋を目指す。16時過着。
小屋もトイレも綺麗。水場も近くて設備は最高。
しかし、1300mの山で5月の霧と強風時は小屋に入っても寒い。
この山に一人だけだと改めて思う。
夕食をとると身体が冷えてきて、直ぐに寝袋に入る。
まだ18時だが手がかじかんでスマホを触る気力も失せ手袋をしたまま眠ることにした。
徐々に風の強さが増す。
小屋の窓ガラスがガタガタ音を立て小屋全体もガタガタ鳴る。
今頃小屋に到着する登山者などいるはずもないのに、小屋の戸がガタガタと鳴り人が入ってきたのではと気になってしまう。
真夜中には台風が通過しているのではと思うほど小屋全体が悲鳴を上げた。

国道283沿いでJR釜石線の列車


国道283から楢ノ木平登山口へ


楢ノ木平登山口から登山出発


鳩が峰を通過


途中で出会ったミズナラの巨木


石割コメツガ

石を割って木が成長した!?

七不思木

ヒバ、ネズコ、コメツガ、ツツジ、アオダモ、ナナカマド、ダケカンバの7樹木が絡み合って成長した?!

稜線

霧の中

日の出岩

やはり霧の中

五葉山山頂

いつまで続く霧

日枝神社

旅の無事を神頼み

石楠花荘避難小屋と水場


登山途中で採ったワラビを夕食に

煮沸アク抜きで苦味軽減した。

8時10分 Hフォルクローレ釜石を発
8時35分 コンビニで買物後、出発
10時00分 国道283号を左折
13時10分 楢ノ木平登山口に着
13時30分 軽食後に登山出発
13時52分 鳩が峰
14時38分 七不思木
15時10分 稜線に出る
15時48分 五葉山山頂に着
16時05分 石楠花荘避難小屋に着

歩行時間 7時間20分
歩行距離 27km

| みちのく潮風トレイル | 20:39 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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みちのく潮風トレイル・8日目・山田町~釜石市

18日の天気は晴のち曇り。
今日は山田町から釜石市まで。
今日は一日で3人も出会いがあった。
一人目は朝5時に朝食後テント撤収している時に、未明の養殖牡蠣収獲作業から帰港し荷揚げしていた漁船船長との会話。
津波で牡蠣養殖は壊滅的打撃を受けてが今は収獲量は相当回復した。しかし収入の面ではまだまだ回復していないという話。未明の2時半頃に船は出航し(た音がした)、5時半頃に帰る負担の大きい作業ですが頑張ってください。
二人目は大槌町で昼食に立ち寄った食堂「湘南カレーどんりゅう庵」のおばさんとの会話。
おばさんは大槌町の高台方面に住んでいて家は流されずに済んだが修理に相当出費した。でも周りに比べたら良い方。どんりゅう庵の男性料理人は兵庫から復興支援事業で来て3年が過ぎたとのこと。
私がテントで寝泊りしていると話すと山側は最近熊の出没が多いのでテントする場所に注意が必要と言われ理由を尋ねたら、盛り土工事で山が削り続き熊が山を追い出されて町に出没しているとのこと。
トレイル旅行中に見た盛り土の多さは半端ない量に思われ、復興スピード化の大きなネックだが、果たして盛り土が最善の方法なのか?
三人目は釜石に到着した時に出会った60代男性チャリダーとの会話。
兵庫から自転車で旅して2ヶ月になり小樽まで行く予定。震災前にも東北を自転車旅行した経験があるが以前と比べ海を見る目が全く変わったとのこと。ただ自転車旅行は風でふらつきトンネルで怖い思いをするため、今度は私のような徒歩旅行に興味があるとのこと。今後また連絡を取る約束をして別れた。
さて今日のコースも車通りの多い国道45号がメインルート。最後に釜石に入る前で国道45号を分かれ、県道を通ったが、道路工事規制中もあってか30分程全く車に出会わない時間があり、車の排ガス、砂埃、騒音から一時解放された至福の時間だった。

山田湾の朝日


早朝会話した船長が作業中の漁船


道の駅山田でブログ入力タイム


山田町から大槌町へ

この付近は道幅が狭く大型車同士がすれ違う時は路側帯ギリギリまで車が迫る。

大槌町の一本松


防潮堤の盛り土工事作業中

最後は人手の作業も多いため中々はかどらない?

大槌町の旧役場庁舎


湘南カレーどんりゅう庵


ひょうたん島カレー (500円)

2種類のカレー味が楽しめ美味しい

どんりゅう庵のおばさん


国道45から県道242に入りホッと


峠付近の鳥ヶ沢隧道


冷たい湧き水。

すぐそはにウワバミ草(通称ミズ)

道幅一杯で重機工事作業中

脇を通らせていただいた

下り道から釜石市内を一望


5時45分 山田湾の漁港を発
6時25分 道の駅山田(ブログ入力2.5H)
10時00分 大槌町に入る
11時55分 どんりゅう庵(昼食)
14時15分 国道45から県道242へ
15時10分 隧道を通過
16時00分 釜石駅前に着

歩行時間 7時間15分
歩行距離 35km

| みちのく潮風トレイル | 04:36 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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みちのく潮風トレイル・7日目・宮古~山田町

17日の天気は晴、時々強風。
今日は宮古市から山田町まで進む。
昨日歩き過ぎためか今日は足の痛みが早く現われた。
旅の2日目まであった腰痛はその後治り、右臀部脇の痛みもザックの腰ベルトの当たりの位置調整で軽減した。しかし足裏の痛みは舗装路を歩く衝撃によるためどうしようもない。一晩休むと7~8割回復するが歩き始めて4~5時間ぐらいで足裏の感覚がマヒする感じで、昼食休憩して歩き始めると強く痛みを感じるが我慢して歩けば10分程でまたマヒしてそれ程痛くなくなる。ただ宿に着いて宿の中を歩く時はそろり歩きしている。今日で長丁場歩行が一段落のため少し気が緩んだのか、昼頃からいつもより強く痛みを感じた。
さて旅の4日目からはトレイルコースがまだ発表されていないコースなので予想したコースを歩いているが今日は重茂半島を進む。海沿いと山沿いが交互に現われ適度にアップダウンのある道で、海沿いは津波の痕と穏やかな海面が対照的な表情を見せ、山は新緑の息吹きに溢れている。
今回の旅では徒歩旅行者はおろかチャリダーにも未だ出逢っていない状況で、特に今日のコースは日曜日だったこともあるのか車の通行量も少なく静か過ぎる一日となった。

快晴の宮古湾と新設?歩道


ここでも防潮堤嵩上げ?


日曜日も休まず作業中。ご苦労様

昨日たまたま話した工事現場誘導員によると日曜日と祝日が休みの場合が多いらしい。

壊れたままの防潮堤


道路沿い崖際に復興住宅建設予定?


津軽石交差点を左折

津軽石の命名は青森の津軽と関係?

宮古湾沿い県道を走る路線バス


宮古湾沿い県道脇の津波の爪痕


宮古湾沿い県道脇の防潮堤工事足場


魹ヶ崎分岐を通過

魹ヶ崎が本州最東端。
今回は時間の関係でパス

カーブ道から海沿いを眺める


下り道から住宅地とツツジを眺める


消防団の建物に津波高表示


寒風峠にて


歩行途中にカーブミラーを撮影


山田湾内の牡蠣養殖筏の壮観さ


山田湾内の壊れたままの堤防


7時45分 宮古市の宿を発
8時38分 津軽石交差点左折~重茂へ
9時45分 宮古湾を離れ山道へ
11時55分 休憩・軽食(20分)
13時00分 魹ヶ崎分岐を通過
14時14分 寒風峠を通過
17時00分 県道41~国道45へ
18時05分 山田湾漁港(野宿地)に着

歩行時間 9時間30分
歩行距離 45km

| みちのく潮風トレイル | 08:44 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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みちのく潮風トレイル・6日目・島越漁港~宮古

16日の天気は霧のち午後徐々に晴。
今日は島越漁港から宮古まで進む。
昨日達成できなかった距離が今日に加わるため、今日は朝から気合が入り、最終的に60kmを超える長丁場の歩行となった。
鵜の巣断崖は霧と時間の関係上カットし(2年前見たし)、熊の鼻展望台はコースから近いので立ち寄る。
その後は田老地区まで、ほとんど山道の国道45号の徒歩となる。「みちのく潮風トレイル」というより「みちのく車風トレイル」という趣き。
潮風より脇を通る車の風、特に大型車の風を感じる。トンネルを通ると特に感じる。風に飛ばされないようにしないと。
長い国道の山道を通過後、道の駅田老に寄り、更に1時間で一昨年立ち寄った田老地区の防潮堤現場。
その後は最終目的地の宮古までまた長い国道歩き。

昨夜の寝床場所


島越海岸から鵜の巣断崖方向遠望


島越から国道45号へ向かう山道

島越から出発後に山の中の坂道を歩いている私の脇に軽トラが近づき「何処まで行くの」と声をかけてきた。乗せてあげるという心遣いに感謝しつつ丁重に辞退。今回の旅での初体験に少し感動し、津波被害を経験した地区の人は助け合いの気持ちが強いと思った。

熊の鼻展望台から眺望


熊の鼻展望台途中にある恐竜化石発見場所


長い国道45号沿いでウド発見

ナマで食べてみたがやはり苦い。

道の駅田老

やっと昼食(立食い蕎麦)にありつく。

田老地区の防潮堤上で撮影

防潮堤を少し嵩上げしているの?
周りの土地も2年前から整備は進んでいるのだろうがまだ土の嵩上げしている。余りにも遅くないか?

浄土ヶ浜の手前の復旧途中の住宅地


浄土ヶ浜にやっと到着


浄土ヶ浜には今も多くの仮設住宅が並ぶ


6時00分 島越漁港を発
6時15分 島越から鵜の巣断崖遠望
7時35分 国道45号に入る
9時55分 熊の鼻展望台に着
13時05分 道の駅田老に着
14時25分 田老地区の防潮堤に着
17時55分 浄土ヶ浜に着
19時20分 宮古市内の宿に着

歩行時間 12時間30分
歩行距離 60km

※ 昨日のブログで「本州最東端の黒崎」と書きましたが、宮古に着いたら本州最東端の標識があり、黒崎で見た看板を再確認したら「北緯40度の最東端」の誤りでした。


| みちのく潮風トレイル | 04:06 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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みちのく潮風トレイル・5日目・野田玉川~島越漁港

15日は玉川野営場から鵜の巣断崖まで進む予定だったが、見込みが甘く鵜の巣断崖の10km手前の島越漁港で野宿。
天気は曇りのち霧、夕方からは雨。
今日は本州の最東端に位置する黒崎から長~い遊歩道コースを進む。
黒崎から北山崎までの前半は谷筋を巻いて進むのでアップダウンが少ない代わりに距離が長く、北山崎から北山浜への後半は谷筋を登り降りして通過するので距離は短い代わりに最大100mの急勾配のアップダウンがある。自然遊歩道の通過に約4時間。
黒崎の手前の漁港では巨大な水門とその上端23mを越えた所まで達した津波の高さを目の当たりにして圧倒され、その後に入った食堂で津波による人的被害は無かったが、海沿いにあった食堂が流されたので今は仮設で営業しているという話を聞いた。食堂で食べた塩ラーメンセット(ラーメン、魚フライ、ライス)780円は、ラーメンの魚介具材が豪華で、味・量共に大満足のご馳走に大感謝!
そして今日の野宿場所は、二年前の自転車旅行の時と同じ場所。
島越駅や遊覧船乗り場も完成し2年の経過を感じたが崖際に打ち上げられた小船だけは2年前と同じだった。

工事中の橋上から見た太平洋と鉄橋


今日のコース上唯一?のスーパー

パン、バナナ、ジュースを無事調達!

津波はこの水門の23mに達した!

水門に比べ車や人の小さいこと!

昼食に立ち寄った食堂

入ったのは右手の「魚定」

豪華なラーメンセット 780円


本州最東端の黒崎


黒崎灯台

近くに展望台やモニュメントも有り
ただしあいにくの天気で見晴しイマイチ

長~い遊歩道の始まり


遊歩道の途中、崖崩れ気味の箇所

遊歩道全般は安全なコース

ようやく着いた北山崎の展望台


残念ながら霧で視界不良


北山浜へ長~い下り階段のスタート

谷を渡ると長~い登り階段

田野畑村のカンパネルラ駅

田野畑村は宮沢賢治所縁の土地?

途中で見かけた震災遺構


2年前にはなかった島越駅


2年前にはなかった遊覧船乗り場


2年前と同じ打ち上げられた船


7時35分 玉川野営場を発
10時10分 スーパーで買い物
10時50分 仮設食堂で昼食(30分)
12時25分 黒崎展望台~灯台
12時45分 北山崎遊歩道に入る
15時12分 北山崎展望台
16時30分 遊歩道終り~県道44号
18時35分 島越駅
18時55分 島越の野宿地に着

歩行時間 10時間30分
歩行距離 44km

| みちのく潮風トレイル | 04:49 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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みちのく潮風トレイル・4日目・侍浜~野田玉川

13日の夜はきのこ屋で久々快眠。
14日の朝は3日振りの快便。
今日は侍浜から断崖沿いの樹林帯道や震災被害の港湾施設を通り小袖海女センターに向かう。小袖で北東北の開通済みトレイル道の歩行は終了し、その後野田玉川まで進む。
北東北トレイル道の印象は、自然や文化施設や震災関連などを目にし身体で感じることができ良い印象だった。ただ環境省発行のガイド地図と既に変わった部分が散見され、紙媒体に拘らずネットでも地図を提供すればもう少し新しい情報提供も可能だと感じた。
今日も当初予定の34kmより8km多い歩行距離になった。細かく予定を組んでいないためと所々で道間違いするためだ。
トレイルの標識は結構な箇所に設置されているが、一番肝腎の分岐点に設置されていない所も多く(民地のため仕方がないのだが)、行き過ぎてから気付いて戻ることがしばしばある。まあ、昨日は自分もきのこ屋の大きな看板を見落としており注意力の無さはつくづく情け無い。

きのこ屋から見た侍浜の朝日


白前漁港の高台からの眺め


白前漁港手前から断崖沿いの樹林帯道へ


樹林帯道に咲く色々な花


本波漁港から再度樹林帯に入る

スマホのマップ(国土地理院地図)に表示されていないため不安だったが整備された道が続いていた。

厳島神社の鳥居

この後結構急なアップダウンを経て海に突き出た小島に立つ厳島神社があった。

厳島神社

結構立派な建物で、高台にあるので津波は達しなかったのだろう?

神社からの眺めが今日最高ビュー


断崖を下り、もぐらんぴあ(再建中?)

景色が一変し、震災復旧工事中

津波の爪痕残る断崖?と道端の土砂袋


定休日の二子朝市

本日のコース上にコンビニは無く、ここでも食料調達できず。

赤浜展望台からの眺め


兜岩


小袖海女センターまでの狭い道幅

狭い道幅でもバス運行。流石あまちゃん

真ん中奥が小袖海女センター

4月下旬に仮設店舗が生まれ変わり新築のセンターが誕生

3階の食堂

店の人の話では、センター建設中に震災で流され、今回やっと新しく誕生できたとのこと。本当にご苦労様。

いちご煮とマメブとおにぎりで1000円

おにぎりはキャンプ場での食事用

夕日の玉川野営場


8時05分 侍の湯きのこ屋を発
8時45分 白前漁港
9時40分 本波漁港
10時40分 厳島神社
11時30分 もぐらんぴあ
12時05分 休憩・軽食 (20分)
13時20分 二子朝市
13時30分 赤浜展望所
13時55分 兜岩
14時30分 小袖海女センター
17時55分 玉川野営場に着

歩行時間 9時間
歩行距離 42km

| みちのく潮風トレイル | 06:14 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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みちのく潮風トレイル・3日目・階上岳~侍浜

昨夜は階上岳のつつじの森キャンプ場に泊まった。夜は台風から変わった温帯低気圧の影響で雨と風が強弱を繰り返し結局眠れなかったが、横になるだけでも疲れは取れた。
本日は、階上岳~侍浜まで約40kmの行程。
出発は夜明け。天気は回復した!
出発が早かったため途中で道草を多めにした。ところが12時に昼食しながら今後の予定を確認したら予定よりだいぶ遅れていることに気づき、急遽、最終目的地の宿まで休みを取らずに直行し何とか夕方までに着いた。足は痛く疲労度は限界。
今回の旅行も自転車旅行の時と同様大雑把な予定を立て、道順はその場で判断しているが、徒歩旅行で10kgの荷物を背負いながら成り行きで道草するのはキツすぎることを痛感した。

キャンプ場の朝、階上岳方向を望む


牧場脇を通過。人懐こい牛が近寄る。


朝日に映えるはTV塔か?


寺下観音


藁葺民家と田園風景
(トレイル絶景ポイント1)


大銀杏の木
(トレイル絶景ポイント2)


三陸大津波供養碑


種市高校と潜水実習棟 (あまちゃん)


太平洋とJR八戸線


今日の宿 侍の湯きのこ屋


5時20分 つつじの森キャンプ場を発
7時20分 燈明堂跡
8時00分 寺下観音
8時50分 大銀杏
9時45分 三陸大津波供養碑
10時00分 岩手県に入る
10時50分 種市高校
11時15分 川尻津波供養塔
11時45分 ユニバース種市店・昼食
14時30分 大浜踏切
17時30分 侍の湯きのこ屋に着

歩行時間 10時間
歩行距離 48km

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みちのく潮風トレイル・2日目・種差~階上岳

今日のコースは種差海岸から階上岳山頂までの約26km。
今日は天気予報どおり雨。
午前中は薄晴で昼前からポツリポツリ、階上岳山頂に着いた15時頃から本格的な雨となった。
昨日と違ったことは天気の他に食事が貧弱なこと。朝はソイジョイ1本。間食に野菜ジュース200cc。昼もソイジョイ1本。夕食が即席ラーメン1袋と大麦飯少々と鯖缶とソイジョイ。本日出費無。
今日のコース上にコンビニは無く、一番当てにしていた階上岳登山口の食堂は火曜定休日で閉まっていた。このため手持ちの即席食材のみ。夕方指が攣り出したのは栄養不足か?
昨日は足腰が痛かったが、今日は臀部横骨が少々痛かった。土の上を歩くと柔らぐため、多分舗装路からの衝撃が原因か?
今回の旅行は夏の登山の練習程度に考えていたがどうやら甘かった。
無事福島まで行けるかとても不安。

種差海岸の朝日


高岩展望台


高岩展望台から望む太平洋


塩釜神社


大蛇小学校児童の壁画


三陸大津波記念碑


泊川神社

塩釜神社や泊川神社が海岸沿いにあったので海にまつわる神社と思ったら、泊川神社は近くの沼で死んだ人の霊を慰めるためのものらしい。

階上岳への途中の田園風景
(トレイル作成者のお薦め絶景ポイント)


階上岳登山口のフォレストピア階上

火曜定休日はショック!

階上岳山頂に到着

小雨の中ではあったが本日一番感動。

7時15分 種差海岸を出発
7時45分 高岩展望台
8時45分 塩釜神社
9時55分 三陸大津波記念碑
10時05分 泊川神社
10時50分 道仏館跡
12時30分 フォレストピア階上岳登山口
14時45分 階上岳山頂
15時00分 休憩所で雨宿り&夕食
16時45分 つつじの森キャンプ場

歩行時間 8時間
歩行距離 28.8km

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みちのく潮風トレイル・1日目・青森市~八戸市種差

トレイル旅行の初日は晴れ。
とりあえず幸先は良し。
電車で八戸駅まで移動後、徒歩旅行開始。
最初の1時間は快適に歩くが、徐々に足腰に負担を感じ、本日の目的地種差海岸に到着した時は結構疲れました。
先が思いやられる…

出発は八戸駅


蕪島


蕪島に新設された休憩所


蕪島の柵にウミネコ大賑わい


水産科学館マリエント (大人300円)


西宮神社


津波被害無し? 小舟渡の食堂


海岸から見上げる鮫角灯台


葦毛崎展望台


大須賀海岸の砂浜歩き20分


深久保漁港


詩人佐藤春夫激賞の淀の松原


淀の松原と白岩


これから見頃になる種差海岸の花


やっと到着した種差芝生キャンプ場


去年開館した種差インフォメーションセンター


種差食堂 生ウニ定食 2200円

食堂の女将の話、種差は芝生手前までの津波で建物被害は少なかったが、ウニ等は相当被害があり、まだ完全回復していない。でも昨日はウミネコマラソンで過去最多の6375人参加で大賑わいだった。もし、昨日旅に出発していたら大変な人出に遭遇していた?

久々のテント。一人貸切り。


9時44分 青森から青い森鉄道に乗る
10時56分 八戸駅に着~出発
12時12分 昼食(1時間)
14時40分 蕪島神社
15時30分 鮫角灯台
15時37分 葦毛崎展望台
15時58分 大須賀海岸
16時25分 白浜海水浴場→淀の松原
16時50分 種差海岸芝生に着
17時25分 種差食堂で夕食

歩行時間 4時間30分
歩行距離 23.3km

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みちのく潮風トレイル・出発前日

約半年振りにブログを再開します。

今年は、東北地方の太平洋海岸沿い徒歩旅行と日本百名山の残り46座制覇を目指します。
百名山46座の方は、7月の1か月と8月中旬~9月下旬の前後半に分けて制覇する予定です。
太平洋海岸沿い徒歩旅行は、環境省が「みちのく潮風トレイル」と名付けたコースを歩きます。
徒歩の期間は、明日5月11日~5月末までの約3週間です。
コースは青森県八戸市の蕪島から福島県の相馬市までで、前後にプラスアルファがあります。
徒歩旅行の目的は、
1. 2年前の自転車旅行で見た東日本大震災の被害と復興状況のその後をこの目で見る。
2. 今年の百名山旅行時に長期縦走するための体力と経験を蓄積する。
以上2点が大きな目的です。
特に百名山旅行では4泊5日のテント泊縦走を2度行う予定のため、天候悪化時の対応力や、効率的な荷造りや身体の使い方、食事方法の経験を蓄積できればいいなと考えています。
できれば明日から3週間毎日ブログ日記をつけようと意気込んではいますが、その日の疲労状況や通信圏外エリアやスマホとカメラと予備バッテリーの残量状況等々から困難があるかもしれません。
ということで、今年もよろしくお願いします。

※ みちのく潮風トレイルとは (環境省発行のパンフレットから抜粋)
この道は、青森県八戸市から福島県相馬市まで、太平洋沿岸をつなぐ700kmもある長いながい道です。
現在、青森県八戸市から岩手県久慈市の約100km区間と福島県新地町から相馬市の約50km区間が開通しており、2015年度の全線開通を目指し、準備を進めています。

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