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五十路日本ひとり旅

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iPhoneの通信やGPS分析について

私が最初にiPhoneを購入したのは転勤でアパート暮らしを始めたのがきっかけ。
アパートで電話回線を使わずにパソコンをネット接続して利用したかった。
そこでテザリングでネット利用できる海外製の中古iPhone4を購入。(平成22年)
次にiPhoneを更新したのはiPhoneアプリ「フィールドアクセス」利用のため。
自転車旅行でフィールドアクセスを愛用したがiOSの更新でiPhone4がサポート外。
フィールドアクセスを今後も使うために海外製中古iPhone5を購入。(平成26年)
そして今回、通信事情の改善を目的に3代目の中古iPhone6を購入。(平成28年)

iPhone4からiPhone5に変更後、何となく通信回線の接続具合が芳しくない。
百名山旅行を開始しiPhone5の山中利用が増えたため繋がり難いと思っていた。
しかし山中で他の人が携帯を使える場所でも私のiPhone5が不通の場合が多い。
不満を感じつつも自分が格安SIMを使っていることも一因かなと思っていた。
6月に山仲間で登山した時、K氏の格安SIMスマホが山中で通信できても自分のiPhone5は不通状態。
いよいよ疑問が膨らんできた。

ネット検索で海外製iPhoneは日本の一部の周波数帯を把握できないらしいと知る。
具体的には山間地帯に多い周波数800Mhz帯は一部海外製が認識できないらしい。
そこで今年の百名山旅行時にiPhone4とiPhone5を2台持参し比較した。
すると山中でiPhone4は繋がるのにiPhone5は繋がらない場合があった。
格安SIMが原因ではなく、iPhoneの機種に問題があると疑われる。
因みにSIMは2種類契約していて税抜き月額500円+700円。
iPhone5購入から2年が経過しそろそろ更新してもいい時期。
そこで先月アップル直販版SIMフリーiPhone6の中古を入手。

このiPhone6と比較用にiPhone5を持参して先日八甲田山に出かけてきた。
山中で試験するとiPhone6は通信接続良好。一方iPhone5の方は通信接続不能。
やはりiPhone5は周波数制限があったと納得。これまでの疑問はほぼ解消。

ところで、八甲田登山時に2つのiPhoneで歩行のGPS記録をとってみた。
iPhone5はGPSのみで、iPhone6はGPSとモバイルネット通信を併用した。
その記録を先日ブログに掲載したGPSデータ分析システムで比較してみた。
結果は次のとおり。

GPS記録分析結果 (上段がiPhone6、下段がiPhone5)
    時  刻   時間差   高度   高差      緯  度      経   度   距離差     距離計  時速
H28.10.05 八甲田山 (iPhone6)
9:03:39  882 40.6505 140.8502
11:40:49   2:37:10 1516 634 40.6608 140.8772 7779.3 7779.3 3.0
11:50:59   0:10:10 1581 65 40.6588 140.8770 306.6 8085.9 1.8
12:01:14   0:10:15 1586 5 40.6587 140.8771 50.1 8136.0 0.3
13:21:26   1:20:12 894 -692 40.6500 140.8500 4882.7 13018.7 3.7
H28.10.05 八甲田山 (iPhone5)
9:03:48  882 40.6506 140.8501
11:47:55   2:44:07 1576 694 40.6593 140.8772 8457.7 8457.7 3.1
13:22:05   1:34:10 893 -683 40.6503 140.8502 5275.9 13733.5 3.4

因みに、スマホ画面上のフィールドアクセスに表示された内容は、
iPhone6では、歩行時間4:18:13、距離12.0km、高低差708m。
iPhone5では、歩行時間4:18:45、距離13.0km、高低差705m。
自作のGPS分析ではiPhone6歩行距離13.0km、iPhone5歩行距離13.7km。
地球の円形を考慮しない緯度経度の距離換算で誤差が大きいことが分かる。
この結果、GPS単独で記録した場合より、GPS+モバイル通信併用による記録の方が歩行距離が短い。つまり正確性が向上していると考えられる。

なお今回の分析で先日掲載した分析システムの欠陥が改めて表面化した。
繰り返しになるが自作の分析システムの問題点を挙げると
①緯度経度から距離換算を簡便法で長野標準としたため1km近い誤差が出た。
②GPS記録開始時に緯度・経度のブレが大きくエラー状態になる場合がある。
③緯度、経度、高度の数値の桁数が異なる場合があり桁数の判定が必要。
④iPhone6とiPhone5で休憩判定で異なる結果が出ていることの検証が必要。

ついでに登山の写真とルートラボによる歩行記録を掲載します。

毛無岱木段からの眺望
毛無岱木段からの眺望 
左奥には雲海に浮かぶ岩木山

井戸岳手前で赤倉岳からの縦走路を振り返る
井戸岳手前で赤倉岳からの縦走路を振り返る 
中央に雲海に浮かぶ岩木山

井戸岳から高田大岳や岩手山遠望
井戸岳から高田大岳や岩手山を遠望 
左に高田大岳、中央奥に戸来岳、右端奥に岩手山

八甲田大岳山頂
八甲田大岳山頂 

大岳直下の下りで岩手山、鳥海山遠望
大岳直下の下りで岩手山、鳥海山遠望 
右手の櫛ヶ峰の左奥にうっすらと鳥海山

ルートラボによる八甲田登山の軌跡


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| 日本百名山 旅行 | 11:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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防水靴と中敷きの関係

百名山登山旅行報告記では防水靴の話題は少なかった。
一方で四国遍路旅では何度か防水靴の話題を取り上げた。
登山旅行ではキャラバンC1-02がお気に入りで9割はこれを履いた。
モンベルのアルパインクルーザー2500も持参したが使用頻度は1割ほど。
交互に使えば靴の疲労回復力も高まったと思うがキャラバンを履き続けた。
このため百名山旅行1年目の後半には防水機能の劣化を感じ始めた。
結局2年目の前半終了時に諦めて買い替えることにした。
登山靴の防水機能については感じ方に変化があって悩まされていた。

そして今年四国遍路旅に出て靴の防水が大きな問題になった。
実は昨年みちのく潮風トレイルでコロンビアのセイバーミッドという靴を履きとても気に入った。
登山ではミドルカットでくるぶしを保護する靴を使うがトレイル旅行ではローカットシューズと使い分けをした。
コロンビアの靴は軽量でしかも防水性能も優れていると思った。
みちのく潮風トレイルは好天の日が多かったが階上岳と五葉山の時に風雨に遭遇。
しかし雨天でも靴の中は快適に感じていた。
一方でみちのく潮風トレイル時は腰痛と足痛に悩まされた。
足痛は舗装道路歩行と靴がピッタリ過ぎて足指に衝撃が響き易いことが原因と判断。
このため今年の四国遍路ではコロンビアの0.5cm大きい靴に買い替えた。
更に靴内の荷重分散効果を期待し評判の良い中敷きスーパーフィートを購入。
万全の態勢で四国遍路旅に出たつもりだったが、予期せぬ靴内部の浸水発生。

最初に靴内への雨水侵入時は極端な悪天候が原因と判断したが、その後も続発。
これはおかしいと思い始め、旅の終盤時には原因を推測していた。
しかし断定できないため旅行終了後情報を整理して報告しようと考えた。
現段階では、靴と中敷きと旅環境の複合原因と思われる。

先ずは次の写真を見てほしい。
【四国遍路旅に使用した靴の内部の状況と中敷き】
コロンビア防水靴内部と中敷き 
靴は「コロンビアトレッキングシューズセイバーミッド」
インソール(中敷き)は「スーパーフィート トリムフィット カーボン」

靴の内部に中敷きのカーボンの型跡がクッキリ表れている。
靴はゴアテックスと類似の性能を持つオムニテック防水の製品。
通常、防水機能を司る防水膜は内張りと外張りに挟まれて守られる。
しかし中敷きのカーボンが内張りを傷つけ防水膜を破れば防水機能は無力化する。

次の写真はネットに掲載された靴を真ん中で切断した断面図
靴カット断面図 
「進化する紳士靴!「REGAL GORE-TEX」最新作の履き心地」から転載
(掲載アドレス http://allabout.co.jp/gm/gc/453118/all/)
これを見ると内張りと防水膜と外張りは割と薄いことが分かる。
インソールのカーボン跡が内張りに食い込んだら防水膜も壊れると想像できる。

ただし相当真相に近づいたと思うがまだ断定できないと思い更にネット検索。
すると「2チャンネル」の話題に防水靴とスーパーフィートの問題も見つけた。
本文の末尾に「2チャンネル」から抜粋した箇所を掲載する。

自分なりに考えて得た結論は
①コロンビアの靴自体の防水性能に問題は無いと思う。
②スーパーフィートのインソールも一般的には評価が高く性能は良いと思われる。
③コロンビア製「セイバーミッド」とスーパーフィート製「インソール」は相性が悪い。
④更に今回の四国遍路旅は連続歩行時間の長さや雨天歩行の多さ等も悪影響した。
⑤毎日の歩行終了後にインソールをはずし靴をケアすれば多少は被害軽減したかも?

百名山登山旅行にしても四国遍路旅にしても長時間歩行を連日続け、靴のメンテナンスを怠れば靴に色々な悪影響が出るのだろう。
特に雨天が続いた場合は靴が傷みやすい状態だと思うのでケアは重要だと思う。
防水問題とは関係ないが、今回の四国遍路旅では少なくとも腰痛は発生せずみちのく潮風トレイル時に比べ足痛も少なかった。(痛い時もあったが)
これらは歩き方が改善したかもしれないし、スーパーフィートのインソール効果があったかもしれない。
ネット評価も考慮すれば総合判断としてスーパーフィートの歩行改善効果はあるように思う。
ただし、コロンビア製の靴と相性が悪いことが原因と結論づけたとしても、では自分のお気に入りの登山靴キャラバンにスーパーフィートを試すかと問われれば答えは「否」。
いや、キャラバン以外の靴でもスーパーフィートは試さないと思う。
何故ならスーパーフィートのカーボン部分を触ってみると硬くて、これだと靴の内部を傷つけることが大いに心配されると感じるから。
どんなに歩行姿勢に好影響を与えることが期待できても靴を傷める不安のある製品は使いたくはない。
でもスーパーフィートが多くの人の支持を得ていることに口(靴)は挟まない…

【以下は「2チャンネル」からの抜粋】
486: 名無しさん 投稿日:2016/01/08(金) 21:02:17.51 ID:FZkTVCii.ne
>>484
スーパーフィートの裏側のプラスチック板あるよね?
あれがモデルによっては尖ってるから、ゴアの裏地の上からゴアを押さえつけて運が悪いとゴアまで痛む
487: 名無しさん 投稿日:2016/01/08(金) 21:44:07.46 ID:PMuGQVje.ne
>>486
なるほど
踵の裏に幅6ミリくらいの縁が付いてるけど、これで踏み続けたらゴアが切れることもあるかもね
それは自分の体験?それともどっかにソースある?
俺は足の靭帯を傷めてて中敷き必須なので気になるんだよ
489: 名無しさん 投稿日:2016/01/08(金) 22:13:54.62 ID:sZMK6k3n.ne
>>487
ソースは自分が実際に販売してるから
490: 名無しさん 投稿日:2016/01/08(金) 22:52:55.27 ID:k94afxSJ.ne
>>489
本当ならマジで買い換えようかと思うんだけどお勧めある?
492: 名無しさん 投稿日:2016/01/09(土) 00:25:09.75 ID:iSMo0iZc.ne
>>490
本当だよ。でも、実際に漏水の疑いで靴持ち込まれた時に、スーパーフィートが原因と思われる物は2年に1件あるかないかくらいの低確率。漏水の場合むしろ他の理由が圧倒的。
500: 名無しさん 投稿日:2016/01/09(土) 08:33:36.36 ID:+Y1Q3zFp.ne
>>492
そのスーパーフィートのカーボンでアプローチシューズのサイドが切れたよ。
508: 名無しさん 投稿日:2016/01/09(土) 09:17:49.31 ID:fUQdIrX/.ne
>>500
カーボンで切れた話は初めて聞いた。カーボンの柔らかさでも切れる時は切れるのか。カーボンは靴にセットした時の納まり具合が気になる時はある。

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| 日本百名山 旅行 | 21:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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日本百名山旅行・全期間の宿泊場所等

日本百名山旅行の全期間(延156日)の歩行時間や宿泊場所と宿代等を掲載します。

日本百名山旅行 H26.5.10~H26.10.12
 月 日 百 名 山     標高  歩km  所要時間 県 名    宿 泊      宿 泊 料
  歩   車
5月10-12         26  鹿児島 開聞岳P  
5月13日 開聞岳 922 9 5  〃 アーバンポートH 1食 4500円
5月14日 宮之浦岳①   6 2  4+2  〃 淀川小屋  
5月15日 宮之浦岳② 1935 14 8    〃 高塚小屋  
5月16日 宮之浦岳③   13 6  〃 民宿屋久島 2食 7900円
5月17日          2+3 宮崎 霧島観光H 1食 6230円
5月18日 霧島山 1700 8 4  〃 Hエリアワン熊本 1食 4200円
5月19日 祖母山① 1756 10 6 大分 宮原 (臨テント)  
5月20日 祖母山②   4 2  〃 ホテル角萬 1食 7050円
5月21日 阿蘇山 1592 8 3 熊本    
九重山①   6 2 大分 法華院♨山荘 2食 9000円
5月22日 九重山② 1787 13 6  〃 湯布院♨蓮輪 2食10815円
5月23日         10  愛媛 石鎚山SA  
5月24日 石鎚山 1982 10 5  〃 リブマックスイヨ三島 1食 5000円
5月25日 剣山 1955 7 3 徳島 シャトーおだか 2食 5590円
5月26日           鳥取 シャトーおだか 2食 5590円
5月27日 大山 1709 8 4  〃 道の駅黒滝  
10  5月28日 大峰山 1915 13 6  1+1 奈良 大台ヶ原山P  
11  5月29日 大台ヶ原山 1695 8 3  〃 湯の峰温泉 2食14190円
5月30日     25 7 和歌山 スーパーH大和郡山 1食 5000円
12  5月31日 伊吹山 1377 12 4  2+2 滋賀 ビジネスH芽桜 1食 4500円
13  6月1日 荒島岳 1524 13 5  1+1 福井 白峰♨白山苑 2食 7850円
14  6月2日 白山① 2702 11 6 石川 白山室堂センター 0食 5300円
6月3日 白山②   9 4  〃 雨飾温泉山荘 2食 9000円
6月4日 断念(雨飾山)   5 3 新潟 豊田屋旅館 1食 4400円
6月 5- 6          9+4 秋田 十三夜  
6月13日         栃木 上河内SA  
15  6月14日 筑波山 876 9 4  2+4 茨城 道の駅伊東  
16  6月15日 天城山 1406 10 4  1+6 静岡 ヤビツ峠P  
17  6月16日 丹沢山 1567 22 9 神奈川 道駅たばやま  
18  6月17日 雲取山 2017 25 9 東京 裂石♨「雲峰荘」 2食10950円
19  6月18日 大菩薩嶺 2057 8 3 山梨 ホテル菊富士 2食 6250円
20  6月19日 瑞牆山 2230 7 4  〃    
21  金峰山 2599 12 6  〃 毛木平  
22  6月20日 甲武信岳 2475 17 8 長野 ちの旅館 0食 4450円
23  6月21日 蓼科山 2530 12 6  1+2  〃 美ケ原美術館  
24  6月22日 美ヶ原 2034 10 3  〃    
25  霧ヶ峰 1925 5 2  〃 ミッションヒル迎賓館 2食 4950円
26  6月23日 両神山 1732 14 6  1+3 埼玉 ホテルナカジマ 0食 4200円
27  6月24日 浅間山・前掛山 2568 15 6  1+2 長野 道の駅上田  
28  6月25日 四阿山 2354 15 6  1+2  〃 草津♨飯島館 2食 6840円
29  6月26日 草津白根山 2171 9 3  1+3 群馬 道の駅ふじみ  
30  6月27日 赤城山 1828 5 3  1+2  〃 日光レークサイドH 2食14000円
6月28日 断念(男体山)          〃 ビジネスHにし那須 1食 4700円
31  6月29日 那須岳 1915 6 3  1+3  〃 岳♨宝龍荘 2食 7470円
32  6月30日 安達太良山 2171 10 4 福島 白布峠P  
33  7月1日 吾妻山 1828 16 8  〃 押立♨さぎ湯 2食 7500円
34  7月2日 磐梯山 2484 10 5  〃 道駅きらら289  
35  7月3日 会津駒ヶ岳 2578 12 5  〃 民宿駒口 2食 8500円
36  7月4日 燧ヶ岳 2144 12 6  〃 御池ロッジ 2食10000円
37  7月5日 平ヶ岳 2158 25 10  1+3 新潟 道駅ゆのたに  
38  7月6日 越後駒ヶ岳 2228 17 7  1+1  〃 栃尾又♨神風館 2食 7950円
7月 7- 8         14  秋田 道の駅象潟  
7月21日          4+4 北海道 半月湖野営場  
39  7月22日 後方羊蹄山 1898 14 7  〃 小樽ヴィラマウンテン 2食 6600円
7月23日          8+2  〃 ペンションみさき 2食 9720円
40  7月24日 利尻岳 1721 15 7  2+1  〃 民宿MayRoad 1食 4800円
7月25日          〃 岩尾別♨地の涯 2食12030円
41  7月26日 羅臼岳 1660 14 6  〃    
42  斜里岳 1547 12 5  〃 道の駅網走  
7月27日          〃 阿寒♨ロイヤルH 2食 7650円
43  7月28日 雌阿寒岳 1499 12 5  〃 旭岳♨白樺荘 2食 7890円
44  7月29日 大雪山 2290 19 6  〃 望岳台P  
45  7月30日 十勝岳 2077 21 7  〃 短縮登山口P  
46  7月31日 トムラウシ山 2141 21 9  〃 Hプラムフィールド 2食 4650円
8月1日          〃 宿ふかふか亭 2食 6000円
8月2日 幌尻岳①   18 4  〃 新冠ポロシリ山荘 0食 500円
47  8月3日 幌尻岳② 2052 29 11  〃 新冠ヒルズH 2食 8000円
8月 4- 6         13+2  〃 登別♨/函館♨  
                 
48  9月26日 月山 1980 11 4  5+3 山形 国見SA  
9月27日           富士宮P  
49  9月28日 富士山 3776 19 9 静岡 那須高原SA  
9月29日              
50  10月2日 八甲田山 1585 14 5  1+1 青森    
51  10月5日 岩手山 2038 18 6  2+2 岩手    
52  10月7日 岩木山 1625 14 6  2+2 青森    
53  10月11日 八幡平 1613 24 6  3+2 秋田    
54  10月12日 早池峰 1917 23 9 岩手    


日本百名山旅行 H27.7.4~H27.9.7
 月 日 百 名 山     標高  歩km  所要時間  県 名    宿 泊      宿 泊 料
  歩   車
7月4日         秋田 鉾立登山口  
55  7月5日 鳥海山 2236 19 8 山形 蔵王♨すゞのや 2食 7650円
56  7月6日 蔵王 1841 6 5  1+3  〃 朝日鉱泉 2食 8000円
57  7月7日 朝日岳 1870 19 9  〃 大日杉小屋  
58  7月8日 飯豊山 2105 26 11 (福島) ベストウエスタン米沢 1食 6800円
7月9日         新潟 桜坂P  
59  7月10日 巻機山 1967 16 8  1+1  〃 五十沢♨ゆもと館 2食 8760円
60  7月11日 苗場山 2145 18 7  1+1  〃 民宿 ゆたかや 2食 7510円
61  7月12日 谷川岳 1977 9 5  1+4 群馬 駒ヶ根プレモントH 1食 6300円
62  7月13日 木曽駒ヶ岳 2956 6 3 長野 菅の台P  
63  7月14日 空木岳 2864 21 9  〃 広河原臨時P  
64  7月15日 恵那山 2191 13 5 静岡 よしざわ旅館 2食 7560円
7月16日           山梨 リブマックス甲府 1食 5750円
7月17日            〃 桃ノ木♨三和荘 2食16350円
7月18日            〃 芦安P・車中泊  
65  7月19日 甲斐駒ヶ岳① 2966 14 7  〃 北沢峠・テント泊 0食 500円
66  7月20日 仙丈ヶ岳② 3033 16 9    〃 両俣小屋 0食 500円
67  7月21日 間ノ岳③ 3189 10 6    〃 北岳山荘 0食 800円
68  7月22日 北岳④ 3192 9 5  〃 リブマックス甲府 1食 3750円
7月23日          6  静岡 椹島ロッジ 2食 8000円
69  7月24日 悪沢岳① 3141 16 9    〃 荒川小屋 0食 700円
70  7月25日 赤石岳② 3120 4 2    〃    
71  聖 岳② 3013 15 8    〃 聖平小屋 0食 500円
72  7月26日 光 岳③ 2591 28 11    〃 茶臼小屋 0食 500円
7月27日 (下山)④   14 5  〃 静岡H 時之栖 1食 6000円
7月28日         長野 越路P  
73  7月29日 塩見岳 3047 30 11  〃 朝恵旅館 2食 4800円
7月30日         山梨 道の駅白州  
74  7月31日 鳳凰山 2841 21 9  1+1  〃 美濃戸口  
75  8月1日 八ヶ岳 2899 19 8 長野 旅館 近江屋 2食 6500円
8月2日         群馬 料理民宿 三枝 2食 6800円
76  8月3日 武尊山 2158 11 6  1+1  〃 料理民宿 三枝 2食 6800円
77  8月4日 至仏山 2228 12 4  1+2  〃 老神♨楽善荘 1食 4700円
78  8月5日 皇海山 2144 8 4  2+3  〃 金精峠P  
79  8月6日 日光白根山 2578 14 8 栃木 日光二荒山神社  
80  8月7日 男体山 2484 9 4  〃 鬼怒川♨ロイヤルH 2食 7494円
8月8日              
                 
8月16日         宮城 長者原SA  
8月17日         長野 小谷♨山田旅館 2食13200円
81  8月18日 雨飾山 1963 10 5  〃 猿倉P  
82  8月19日 白馬岳 2932 16 8  〃 黒菱平P  
83  8月20日 五龍岳 2814 25 11  〃 ラウム山荘 2食 8000円
8月21日            〃 柏原登山口P  
84  8月22日 鹿島槍ヶ岳 2890 26 10  〃 一ノ沢P  
85  8月23日 常念岳 2857 18 8  〃 チサンイン塩尻北 1食 5900円
86  8月24日 焼岳 2455 9 4  1+4  〃 戸隠公共P  
87  8月25日 高妻山 2353 16 8  〃 笹ヶ峰P  
88  8月26日 火打山 2462 9 3   新潟    
89  妙高山 2454 18 8  〃 藤屋旅館 2食 8600円
8月27日         岐阜 濁河♨P  
90  8月28日 御嶽山9合目 3067 10 5  〃 鈴蘭P  
91  8月29日 乗鞍岳 3026 7 3  1+3 長野 Hα1高山バイパス 1食 5100円
8月30日           岐阜 新穂高無料P  
92  8月31日 笠ヶ岳 2897 28 11  〃 味の宿 川瀬 2食 6685円
9月1日           富山 黒部旅館 2食 6800円
9月2日 (薬師峠)①   9 4  〃 薬師峠キャンプ場 0食 800円
93  9月3日 薬師岳② 2926 20 9    〃 雲ノ平キャンプ場 0食 1000円
94  9月4日 水晶岳③ 2986 7 3    〃    
95  鷲羽岳③ 2924 6 4    〃 三俣キャンプ場 0食 1000円
96  9月5日 黒部五郎④ 2840 24 10  〃 亀谷♨白樺ハイツ 2食10300円
9月6日         秋田 道の駅秋田港  
9月7日         青森    

日本百名山旅行 H28.7.23~H28.8.8
 月 日 百 名 山     標高  歩km  所要時間  県 名    宿 泊      宿 泊 料
  歩   車
7月23- 27         12  富山 勝江旅館 0食 3800円
97  7月28日 立山① 3015 10 5  1+1  〃 剣沢野営場 0食 500円
98  7月29日 剱岳② 2999 14 9  1+1  〃 勝江旅館 0食 3800円
7月30- 31          5+1 長野 さわんどP  
99  8月1日 穂高岳 3190 29 11  1+1  〃 信州健康ランド 1食 6380円
8月2日       2  1+1  〃 七倉山荘 2食 9720円
8月3日 (烏帽子)①   13 5  〃 烏帽子小屋 0食 800円
8月4日 (野口五郎)②   21 10    〃 双六小屋 0食 1000円
100 8月5日 槍ヶ岳③ 3180 21 11    〃 大天荘 0食 700円
8月6日 燕-餓鬼-下④   25 13  〃 民宿ごほーでん 2食 8800円
8月7日         新潟 道駅朝日/象潟  
8月8日         青森    

※ 山名の後のマル数字は、山中泊(全てテント泊)の日数を表します。
※ 歩行kmや歩行時間等は、概算数値です。
※ 車の所要時間が+で区切られている場合は、登山前と登山後で区切られた場合等です。

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百名山登山旅行に要した経費

平成26年5月から平成28年8月まで延156日間の旅行に要した経費を掲載する。
百名山登山旅行スタート時は百山を1年間で制覇しようと目論んだ。
しかし山の厳しさや車のトラブル続発等で1年以内の目標達成はアッサリ断念。
それに合わせて最初は余裕のあった経費も徐々に節約傾向になった。

百名山登山旅行に要した経費 (旅行の区切り毎に集計)
 時 期    合 計 (円)   宿 泊 費    食   費   交 通 費   そ の 他      期  間  ・  場  所
H26年 前半 314,016  120,523 47,250 113,488 32,755   H26.5.10~H26.6.6
        1日当リ 11,215  4,304 1,688 4,053 1,170   九州・四国・中国・関西等
        1山当リ 22,430  8,609 3,375 8,106 2,340   計28日、14山制覇
H26年 中盤 172,428  97,160 26,801 35,370 13,097   H26.6.13~H26.7.8
        1日当リ 6,632  3,737 1,031 1,360 504   関東・甲信越・南東北
        1山当リ 7,185  4,048 1,117 1,474 546   計26日、24山制覇
H26年 後半 272,610  81,730 24,726 129,166 36,988   H26.7.21~8.6(~10月)
        1日当リ 10,485  3,143 951 4,968 1,423   北海道・富士山・東北
        1山当リ 17,038  5,108 1,545 8,073 2,312   計26日、16山制覇
H27年 前半 239,096  130,420 56,403 36,403 15,870   H27.7.4~H27.8.8
        1日当リ 6,642  3,623 1,567 1,011 441   東北・関東甲信越・南ア
        1山当リ 9,196  5,016 2,169 1,400 610   計36日、26山制覇
H27年 後半 114,090  70,385 24,363 19,342  H27.8.16~H27.9.7
        1日当リ 4,960  3,060 1,059 841  信越・北アルプス
        1山当リ 7,131  4,399 1,523 1,209  計23日、16山制覇
H28年 81,274  36,400 19,531 24,443 900   H28.7.23~H28.8.8
        1日当リ 4,781  2,141 1,149 1,438 53   北アルプス
        1山当リ 20,319  9,100 4,883 6,111 225   計17日、4山制覇
全期間計 1,193,514  536,618 199,074 358,212 99,610   
        1日当リ 7,651  3,440 1,276 2,296 639   全期間
        1山当リ 11,935  5,366 1,991 3,582 996   計156日、100山制覇

※経費はスマホアプリ「レシレコ」で管理。入力漏れは多少あると思う。
※宿泊費 食事付の場合食費を含む。入湯税含む場合が半数以上。
※食 費 宿食の酒代を含む。その他事前準備食品(乾燥食品等)含む。
※交通費 主にガソリン代、高速代、駐車場代が含まれる。
※その他 洗濯代、風呂代、登山用品準備代、観光費等が含まれる。

【宿泊費】
最初は山の温泉旅館の利用も多かったのが徐々に温泉は減り安宿利用が増加。
更に節約意識が高まった2年目後半からは車中泊やテント泊が増加。
車中泊場所はトイレと水場があれば登山口駐車場の利用が多かった。
全期間通して1日平均2000円~4000円程度の宿泊費なら概ね想定内。

【交通費】
スタート1年目は九州や北海道や高速利用で交通費が嵩んだ。
H26前半と後半の交通費は10万円超、他期間の交通費は4万円以下。
北海道はガソリン代よりもフェリー、船代が大きい。
割高感が強いのはやはり高速料金。極力休日割引利用して高速代合計約9万円。

【食費】
食費は全期間通して1日1000円~1500円程度。
計画では1日1000円程度にする予定だったが概ね想定内。

【その他】
登山用品は衣類を始め様々な物を多数購入したが計上したのは登山靴他数点分。
なるべく百名山登山用で購入した物に限定して表に計上した。
因みに登山靴はこの4年間で6足程購入して1足は完全に履き潰して廃棄。 

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GPSデータ分析マクロについて

前回のブログでお話ししたマクロ命令文を末尾に掲載します。
もし試してみたい場合は自己責任でお願いします。

1 利用する場合の手順
① GPSデータが記録されたファイル(拡張子はGPX)を準備する。
② GPSデータと同じフォルダ内に新規エクセルブックを準備する。
③ 上記のブックにシートSheet1、Sheet2、Sheet3とマクロシートを準備する。
④ マクロシートに末尾に掲載のマクロ命令文を全てコピーする。
⑤ マクロを起動する。
⑥ 処理したいGPSファイルを尋ねるので処理するファイル名を選択する。
以上の操作で既に例示した様な結果が、Sheet1~Sheet3に表示される。

2 マクロ命令文の概略
GPSの全データを以下の4回サイクルで加工・分析し結果を出力している。
① 分析したいGPXファイルの中身を「Sheet1」に複写する。
(処理スピードを重視しクエリテーブル利用による裏技的方法で複写処理)
② データを時刻・緯度・経度等で区分し時速を算出し「Sheet2」に書き出す。
(極端に時間間隔が短い場合や緯度等の変化が大きい場合は異常値と判断し除外)
③ 5分時速と1時間程度の時速を算出し休憩区間と速度変化区間を割り出す。
④ 「Sheet2」から歩行記録の大区分毎のデータを抽出して「Sheet3」に書き出す。

3 マクロの不満足な箇所
① GPSの緯度経度データの誤差や異常度が大きい場合の対策が十分でない。
② 緯度経度から距離を積算する計算方法が簡便法のため場所により誤差が大きい。
③ GPXファイル形式はiPhoneアプリ「フィールドアクセス」しか試していない。
④ マクロの全般を通してエラー処理の対策が余りされていない。
⑤ マクロプログラム構造自体が冗長で整理されていない。
特に①について、誤差データや異常データの見極め対策が不十分。
現状のマクロは、前の値と比較して差が大きい時に異常値と判断しているため、先頭の値が異常値の場合は先頭以降の正常値を全て異常値とみなし除外する場合が有り得る(今後の課題)。

4 マクロ命令の全文の掲載
'
' GPX取込分析 Macro
' 作成者:たけ
'
Dim S1, S2, S3 As Worksheet
Dim Target As String
Dim i, 前i, j, k As Long
Dim 終行, 前行 As Long
Dim 期日 As Date
Dim 時刻, 前時刻, 時刻差, 前時, 休時, 休長 As Single
Dim 高度, 前高度, 高度差 As Integer
Dim 緯度, 前緯度, 緯度差 As Single
Dim 軽度, 前経度, 経度差 As Single
Dim 時, 高, 緯, 経 As Integer
Dim 高度割合, 緯度割合, 経度割合 As Single
Dim 距離, 距離差, 前離, 東西差, 南北差 As Single
Dim 時速, 高速, 低速, 平均時速 As Single
Dim 回数, 経過, 速位 As Integer
Sub GPX取込分析()
'① 最初に分析したいGPXファイルを「Sheet1」に取り込む。
    Set S1 = Sheets("Sheet1")
    Set S2 = Sheets("Sheet2")
    Set S3 = Sheets("Sheet3")
    Sheets("Sheet1").Select
    S1.Range("A1:Z65536").ClearContents
    Target = Application.GetOpenFilename("GPXファイル,*.gpx?")
    If Target = "False" Then Exit Sub
    With ActiveSheet.QueryTables.Add(Connection:="text;" & Target, Destination:=Range("B2"))
        .AdjustColumnWidth = False
        .TextFilePlatform = 932
        .Refresh
        .Parent.Names(.Name).Delete
        .Delete
    End With
    終行 = S3.Range("B65536").End(xlUp).Row + 1
    S3.Cells(終行, 1) = Target
'② 次にGPXの生データを、時刻や緯度経度高度距離等で区分し時速を算出し「Sheet2」内のセルに保存する。
    S2.Range("A3:Z65536").ClearContents
    終行 = S1.Range("B65536").End(xlUp).Row - 3
    j = 2
    For i = 11 To 終行
        If Left(S1.Cells(i, 2), 7) = "<trkpt " Then
            j = j + 1
            時 = InStr(S1.Cells(i, 2).Text, "<tim")
            高 = InStr(S1.Cells(i, 2).Text, "<ele")
            緯 = InStr(S1.Cells(i, 2).Text, "lat=")
            経 = InStr(S1.Cells(i, 2).Text, "lon=")
            If Mid(S1.Cells(i, 2), 時 + 17, 2) > "14" Then 日加 = 1 Else 日加 = 0
            期日 = DateValue(Mid(S1.Cells(i, 2), 時 + 6, 10)) + 日加
            時刻 = TimeValue(Mid(S1.Cells(i, 2), 時 + 17, 8)) + 9 / 24
            時刻 = 時刻 - Int(時刻)
            高度 = Mid(S1.Cells(i, 2), 高 + 5, 4)
            緯度 = Mid(S1.Cells(i, 2), 緯 + 5, 16)
            経度 = Mid(S1.Cells(i, 2), 経 + 5, 16)
            S2.Cells(j, 2) = 期日
            S2.Cells(j, 3) = 時刻
            S2.Cells(j, 4) = 高度
            S2.Cells(j, 5) = 緯度
            S2.Cells(j, 6) = 経度
            時刻差 = 時刻 - 前時刻
            If i > 11 And 時刻差 > 0.00002 Then
                高度差 = 高度 - 前高度
                緯度差 = (緯度 - 前緯度) * 3600
                経度差 = (経度 - 前経度) * 3600
                高度割合 = Abs(高度差) / 時刻差
                緯度割合 = Abs(緯度差) / 時刻差
                経度割合 = Abs(経度差) / 時刻差
                If 時刻差 < 0.00003 Or 高度割合 > 100000 Or 緯度割合 > 100000 Or 経度割合 > 100000 Then
                    j = j - 1
                Else
                    東西差 = 緯度差 * 24.92
                    南北差 = 経度差 * 30.82
                    距離 = Sqr(東西差 ^ 2 + 南北差 ^ 2)
                    If 時刻差 > 0 Then 時速 = 距離 / 時刻差 / 24000 Else 距離 = 0: 時速 = 0
                    S2.Cells(j, 7) = 高度差
                    S2.Cells(j, 8) = 緯度差
                    S2.Cells(j, 9) = 経度差
                    S2.Cells(j, 10) = 時刻差
                    S2.Cells(j, 12) = 距離
                    S2.Cells(j, 14) = 時速
                    S2.Cells(j, 11) = WorksheetFunction.Sum(S2.Range("J3" & ":J" & j))
                    S2.Cells(j, 13) = WorksheetFunction.Sum(S2.Range("L3" & ":L" & j))
                End If
            Else
                If 時刻差 < 0.00002 Then j = j - 1
            End If
            前時刻 = S2.Cells(j, 3)
            前高度 = S2.Cells(j, 4)
            前緯度 = S2.Cells(j, 5)
            前経度 = S2.Cells(j, 6)
        End If
    Next i
'③ 5分単位と約1時間単位で時速を算出し休憩や登山速度変化の区間を割り出し「Sheet2」に追記する。
    終行 = S2.Range("B65536").End(xlUp).Row
    S2.Range("O3:Z65536").ClearContents
    回数 = 1
    経過 = 0
    前行 = 3
    高速 = 0: 低速 = 20
    休時 = 0: 休長 = 0
    For i = 4 To 終行
        If S2.Cells(i, 14) < 0.7 And S2.Cells(i, 10) > 0.0001 Then 休時 = 休時 + S2.Cells(i, 10): 休長 = 休長 + S2.Cells(i, 12)
        時間差 = S2.Cells(i, 11) - S2.Cells(前行, 11)
        距離差 = S2.Cells(i, 13) - S2.Cells(前行, 13)
        If 時間差 > 0.003473 Or i = 終行 Then
            経過 = 経過 + 1
            If 休時 > 0.001 Then 休時 = 0: 休長 = 0
            時速 = (距離差 - 休長) / (時間差 - 休時) / 24000
            Select Case 時速
                Case Is < 0.6: 速位 = 1 ' 休憩
                Case Is < 1.6: 速位 = 2 ' 慎重速度(急登or危険道)
                Case Is < 2.7: 速位 = 3 ' 普通速度
                Case Is < 4.5: 速位 = 4 ' 速足速度(下山道)
                Case Else:     速位 = 5 ' 超速足速度(林道etc)
            End Select
            S2.Range("O" & (前行 + 1) & ":O" & i) = 時速
            S2.Range("P" & (前行 + 1) & ":P" & i) = 速位
            If 経過 < 10 And 時速 > 高速 Then 高速 = 時速
            If 経過 < 10 And 時速 < 低速 Then 低速 = 時速
            平均時速 = (高速 + 低速) / 2
            If S2.Cells(前行, 16) = 1 Then
                If 速位 > 1 Then 回数 = 回数 + 1: 経過 = 0: 高速 = 0: 低速 = 20
            Else
                If 速位 = 1 Then 回数 = 回数 + 1: 経過 = 0: 高速 = 0: 低速 = 20
            End If
            If 経過 > 10 And 速位 <> S2.Cells(前行, 16) And (時速 < 平均時速 * 0.6 Or 時速 > 平均時速 * 2) Then
                If 時速 > 高速 Or 時速 < 低速 Then 回数 = 回数 + 1: 経過 = 0: 高速 = 0: 低速 = 20
            End If
            S2.Range("Q" & (前行 + 1)) = 回数
            前行 = i
            休時 = 0: 休長 = 0
        End If
    Next i
'④ 最後に「Sheet2」から歩行記録の大区分毎のデータを抽出して「Sheet3」に書き出す。
    k = S3.Range("B65536").End(xlUp).Row + 2
    S2.Range("A3:Z3").Copy S3.Range("A" & k & ":Z" & k)
    前i = 1: 前時 = 0: 前離 = 0: k = k + 1
    For i = 4 To 終行
        If i = 終行 Or 前i < S2.Cells(i, 17) Then
            時刻差 = S2.Cells(i - 1, 11) - 前時
            距離差 = S2.Cells(i - 1, 13) - 前離
            時速 = 距離差 / 時刻差 / 24000
            S2.Cells(i - 1, 18) = 時速
            前時 = S2.Cells(i - 1, 11)
            前離 = S2.Cells(i - 1, 13)
            前i = S2.Cells(i, 17)
            S2.Range("A" & (i - 1) & ":Z" & (i - 1)).Copy S3.Range("A" & k & ":Z" & k)
            S3.Cells(k, 7) = S3.Cells(k, 4) - S3.Cells(k - 1, 4)
            S3.Cells(k, 10) = S3.Cells(k, 3) - S3.Cells(k - 1, 3)
            S3.Cells(k, 12) = S3.Cells(k, 13) - S3.Cells(k - 1, 13)
            S3.Range("H" & k & ":I" & k).ClearContents
            S3.Range("N" & k & ":O" & k).ClearContents
            k = k + 1
        End If
    Next i
End Sub

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エクセルによる登山記録GPSデータ分析方法

前回のブログで紹介した登山記録GPSデータ分析方法を解説します。
エクセルの操作を伴う話になりますので、興味があればお読みください。

【エクセルを使ったGPSデータ加工・分析の大まかな手順】

最初に
分析したいGPXファイルを「Sheet1」にコピーする。
仮に平均10秒間隔で6時間記録されたファイルならば2160行分のデータになる。
GPXファイルの各1行には日付時間緯度経度等の情報が連なって書かれている。

Sheet1
エクセルSheet4
iPhoneのフィールドアクセスのデータをそのまま転写している

次に
1件毎のデータを時刻や緯度・経度・高度に区分けし「Sheet2」に書き出す。
合せて緯度・経度から距離を積算し5分毎の時速を求め「Sheet2」に書き出す。
5分単位の時速を基に休憩や登山速度の変化を判断して区切りを決める。
(休憩の場合は5分以上、それ以外は1時間以上を目安に区切る)

Sheet2
エクセルSheet2
Sheet1のデータをセル単位に分解して時速計算している

最後に
概ね1時間単位の速度変化結果のデータを「Sheet3」に書き出す。

Sheet3
エクセルSheet3 
Sheet2のデータを分析集計し登山速度の傾向を表示している

【マクロ作成上の留意点】

時速の考え方
私の場合時速0.6km以下は休憩、時速1.6~2.6kmは標準時速とした。
標準時速以下は低速、それ以上は高速と分けて区切る際の目安にした。
休憩時速について、例えば休憩地到着後に休憩場所探しでウロついたとする。
ウロツキも時速計算されるため時速0.6km以下は休憩と判断することにした。

距離積算の考え方
距離は緯度、経度、高度で求めるが、今回は緯度と経度のみで距離積算した。
高度データは距離積算の対象から除いた。
例えば槍山頂へのアタック時は緯度経度の変化は少ないが高度は相当変化する。
しかし高度を距離に換算する方法が分からないためマクロでは高度を無視した。
緯度経度からの距離の積算方法は簡便法を使っていて、ある程度誤差がある。
丸い地球上の緯度・経度と距離の関係は赤道と北極では大きく異なる。
ただ日本という限られた範囲ならば赤道と北極に比べ変化は小さい。
地球の球体を考慮した厳密な距離計算式をマクロ化するのが面倒だった。
このためマクロでは緯度・経度からの距離積算を長野を基準に固定した。

距離積算上の誤差
今回の分析でGPSの緯度経度データ自体に結構誤差があることが分かった。
例えば槍ヶ岳山頂の休憩中は25分で166m動いていることになっている。
しかし実際は合計でも10mほど動いたぐらいで、GPS誤差が影響したと思われる。
GPS利用の際はモバイルネットワーク回線も併用すれば精度が高まる。
しかし山中でモバイルネットワーク回線が接続できる可能性は低い。
これまでブログに歩行データを掲載しながらガイド本の距離より長いことが多いと感じていた。
今回の分析でGPSの精度には微妙な狂いもあるのだと納得した。
更にGPSデータには異常値(本来と大きく隔たった値)が稀に出現している。
特に出発時や休憩後再出発時などのアプリ開始時に異常値が出やすい。
1秒で10m以上移動(緯度経度が変化)する場合は異常値と判断し除外した。

【アプリ「フィールドアクセス」(以下、FAと記す)の特徴】

FAの記録方法は時間・距離併用型と思われる。
時間型記録とは、一定時間(例えば30秒)経過したら記録すること。
距離型記録とは、一定距離(例えば10m)移動したら記録すること。
時間距離併用型は、一定時間か一定距離の何れか条件を満たしたら記録すること。
(これは私の推測なので違っていたらゴメンナサイ)
今まで休憩中はFAを一時停止してバッテリー消費節約に努めていた。
しかし一時停止からの再開時に稀にGPS捕捉トラブルに見舞われた。
今回改めて記録データを眺めると休憩中は記録頻度も少ないことが分かった。
バッテリー消費節約を目的にFAを一時停止しても効果は低いかもしれない。
長時間休憩時は別として、短時間休憩時はトラブル回避もあり一時停止不要かも。

次回ブログにエクセルで作成したマクロを掲載予定です。
興味ある方はどうぞ。

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| 日本百名山 旅行 | 22:20 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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登山歩行記録のGPSデータ分析について

登山データの分析作業に時間を取られ、久々のブログ掲載です。 (^^;

登山歩行記録にはiPhoneアプリ「フィールドアクセス」を使っている。
使用目的の第一は、登山時のルート確認用。
このアプリがなければ日本百名山制覇はできなかっただろう。
使用目的の第二は、ブログへのルート地図掲載用。
ルートラボと連携してブログに掲載でき、良い仕組みだと感じる。
そして今回、第三の目的として登山データ分析を試みた。

【分析方法について】

先ず、歩行のGPS記録をパソコンのエクセルデータとして取り込む。
次に、データ分析し易いように日付、時刻、緯度経度等に分解する。
最後に、登り・下りの速度や休憩時間等のデータを求める。
これにより、その日の登山ペースの概要が分かる。
具体的な例として、百名山登山のトリ・槍ヶ岳の日のデータを解説。

H28.8.5  槍ヶ岳登頂日のエクセル分析データ
     m      m          km        km km/h ← 単位
   時   刻   時間差   高 度 高度差  歩行距離  距離差 時速    備 考
4:47:29  2546 双六小屋・発
5:49:09  1:01:40 2655 109 2150.8 2150.8 2.1 
7:16:01  1:26:52 2632 -23 5547.5 3396.7 2.3  休憩地点・着
7:24:30  0:08:29 2640 8 5627.5 80.0 0.6 
9:02:23  1:37:53 3082 442 8133.6 2506.1 1.5  槍ヶ岳山荘・着
9:07:30  0:05:07 3084 2 8181.2 47.6 0.6  休憩後出発
9:33:02  0:25:32 3184 100 8638.9 457.8 1.1  槍岳山頂・着
9:56:28  0:23:26 3190 6 8805.4 166.5 0.4  休憩後出発
10:11:44  0:15:16 3087 -103 9150.7 345.3 1.4 
10:17:21  0:05:37 3088 1 9158.2 7.5 0.1 
10:53:09  0:35:48 2879 -209 10622.3 1464.0 2.5  ヒュッテ大槍着
11:00:34  0:07:25 2878 -1 10631.7 9.5 0.1  休憩後出発
12:01:45  1:01:11 2483 -395 13085.9 2454.1 2.4 
12:47:51  0:46:06 2592 109 14345.9 1260.0 1.6 
12:54:59  0:07:08 2605 13 14372.7 26.8 0.2 
13:10:32  0:15:33 2681 76 14745.6 373.0 1.4  ヒュッテ西岳着
13:25:01  0:14:29 2681 0 14854.9 109.3 0.5  休憩後出発
14:48:45  1:23:44 2599 -82 18289.4 3434.5 2.5 
16:14:12  1:25:27 2892 293 21016.8 2727.4 1.9  大天荘・着
※  距離や高度データ等には誤差がある。(次回ブログで解説予定)

【エクセル分析データの解説】

4時47分に双六小屋を出発。
7時16分までの約2時間半で西鎌尾根中間辺りまで時速2km強で歩行。
8分休憩後、約1時間半かけ槍ヶ岳山荘まで高度差442mを時速1.5kmで登る。
槍ヶ岳山荘前で、約5分休憩。
9時07分に山荘前を発ち約25分で高度差100mを登り槍ヶ岳山頂に到着。
槍ヶ岳山頂で、約25分休憩し、9時56分に下山。
登り時速1.1km、下り時速1.4kmで、10時11分に山荘着。5分休憩。
10時17分出発し、時速2.5kmで歩き35分でヒュッテ大槍に到着。
7分休憩後、11時に出発。東鎌尾根を進む。時速2.4~1.4kmペース。
13時10分にヒュッテ西岳に着。15分休憩。
その後、時速2.5km(緩い下り)から1.9km(登り)ペースで約3時間弱歩行。
16時14分に大天荘に到着。
以上のことが、GPSデータを加工したエクセル表上に表示される。

【槍ヶ岳登山時のデータから見えること】

この日は槍ヶ岳山荘手前の急斜面の登りと大天荘到着前の最後の登り時にバテた。
しかしデータ上は時速平均1.5kmペースで登っていて極端に遅くなっていない。
また西鎌尾根や東鎌尾根は危険ルートだがペースは時速2km平均を保っている。
一方で割と平坦な場所や下り道等でも早くても時速2.5kmであり極端に早くない。
自分の登山傾向として、登りや下りでも極端なペースの増減がないことが分かる。
小股歩行の癖が染みついたことで、登り下りのペース増減が少ないかもしれない。
ペースの増減が少ないことは良いことだと思っているので、概ね満足。
なお、5分単位の分析データでは一時的に時速4km程度の歩行もある。

【登山データ分析後の感想】

分析を通じて、強くメリットを感じたのは2点。
1点目は、自分の登山ペースの波や得手不得手を把握できる利点があるという事。
2点目は、仮に個々人毎の登山データを集積すれば、実態に沿った登山ルート毎の標準コースタイムを求められるということ。
特に2点目は、百名山登山を通じて標準コースタイムの不統一性を実感。
標準コースタイムを大幅に短縮した時もあればコースタイムで歩くのは厳しいと感じたこともあった。
ガイド本のコースタイムは、各々の山を地元の山岳団体等が登り作成したコースタイムをそのまま掲載していると思われる。
このため、ハイキング登山が主対象の山の場合、初級レベルに合せてコースタイムを設定しているケースが多いのに対して、難易度が高く登山者の少ない山では、ベテランレベルに合わせたコースタイムを設定している場合がある。
登山を計画する方は、1冊の登山ガイド本の中でコースタイムの基準も統一されていることを望むが、現実はそうではない。
もし個々人の登山データを集積できルート間の歩行速度データが分析できれば、登山者レベルに合わせたコースタイムが把握でき、登山計画立案時に役立つのではないか。
自分では良い案と思っているが、今回のエクセルマクロ作りで半月近くかかった自分にとっては、能力を遥かに超えた願い事。
誰かそんなサイトを立ち上げてくれないかしら?

なお今回エクセルマクロで分析した方法については次回のブログで解説したい。

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| 日本百名山 旅行 | 11:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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H28.8.7~8 百名山旅行から帰宅 (オマケ)

毎回旅行終了後に会計報告や旅行のよもやま話を載せており、今回もいずれ報告したいと思います。
ただ何を書くかあまり決めていないため、少し時間がかかると思います。
気長にお付き合いいただければ幸いです。

さて、百名山登山旅行の帰路のオマケ話です。
百名山旅行終了後はのんびり帰宅しようと思い基本的に高速は利用せず。
途中で道の駅に寄って、家族等へ土産品購入。

最初は数日前に車中泊して気に入った長野県「道の駅安曇野松川」。
「男性長寿日本一」の村ということなのであやかりたい。
蕎麦と生姜菓子等のスイーツと農産品を購入。
農産品は安くて美味しい物が多かった。桃ワッサが硬めで甘酸っぱくて良い。

次は、長野県「道の駅小谷」。
ここでは「道の駅限定販売?・小谷の地粉そば」を購入。
これは蕎麦独特の風味が薄めだが食べやすく気に入った。道の駅お薦めNo.1。
乾麺1袋4人前で486円。値段も安い。

次は、新潟県「道の駅西山ふるさと公苑」。
中国フェアということで、中国産の薬膳料理のようなレトルト・缶詰等を購入。
値段は安めで、味はまあまあ良かった。

隣接の「田中角栄記念館」。入館料500円。
田中角栄遺墨展ということで、角栄お気に入りの中国詩文の書の展示。
500円は少し高いかな?来館者は少なかった。

新潟県長岡市「近代美術館」で「モネ展」開催を知り、急遽足を運ぶ。
見応え有り。満足。入館料1500円。(割引100円)。図録2400円。

随分道草したため、新潟の道の駅朝日まで進み、車中泊。
しかし車中泊の車内が暑くて寝苦しかった。
夜中の1時に起きて、青森に向かって運転を始める。
ところが3時過ぎに眠気が襲ったため、秋田の「道の駅象潟」で仮眠する。
2時間仮眠をとってから再出発。
無料の高速以外使わない予定だったがICを間違え有料区間を通る。

青森に入り「道の駅碇ヶ関・津軽関の庄」で買い物。
ここは近くに来た時はいつも寄る場所。
農産物が安くて美味しい。また漬物が母親の大好物。
ただし今回は早生のリンゴを購入したが酸味の強い品種が多く早まった。

登山終了後に宿泊した民宿ごほーでん
農家民宿ごほーでん 
民宿の名称だが、実態は和風ビジネスホテル。
朝夕のバイキングは、田舎料理的な食べ物が多い。

道の駅小谷
道の駅小谷 

田中角栄記念館
田中角栄記念館 

記念館の入り口に飾られた日中国交回復記念写真
日中国交正常化の記念写真 

新潟県立近代美術館
新潟県立近代美術館 

車中泊した道の駅朝日
道の駅朝日 

仮眠した道の駅象潟
道の駅象潟 

8月7日(日) 長野~新潟
08時20分 民宿ごほーでん・発
09時00分 道の駅安曇野松川(買物30分)
10時40分 道の駅小谷
13時40分 道の駅西山ふるさと公苑・田中角栄記念館(1時間30分)
15時55分 新潟近代美術館(1時間)
20時10分 道の駅朝日・着

8月8日(月) 新潟~秋田~青森
01時10分 道の駅朝日・発
03時30分 道の駅象潟・着(仮眠2時間)
05時30分 道の駅象潟・発
09時00分 道の駅碇ヶ関・着(買物20分)
10時50分 青森市の自宅・着

1日目 運転時間 8:30 運転距離 350km 車中泊
2日目 運転時間 7:20 運転距離 410km

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| 日本百名山 旅行 | 21:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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H28.8.6 北アルプス縦走4日目(最終日)

8月6日(土) 北アルプス縦走4日目(燕岳、餓鬼岳)
天気 晴

いよいよ百名山登山旅行の最終日。
そして今回の旅行中最も不安を抱えた最終日のコース。
北アルプスを縦走したい希望とマイカー利用上なるべく出発地と到着地を近づけたい希望を叶えるため結構無理した今回の縦走計画。
無理しないで燕岳から合戦尾根を下り中房温泉へ抜けることも考えた。
しかし二百名山餓鬼岳と燕岳の距離は半日登山の距離で更に出発地に近づけるメリットに引かれて今回はこの計画を組んだ。
ネットには燕岳~餓鬼岳間のコースタイムが標準時間では厳しいとの感想や餓鬼岳からの下山路が大変だとの情報も見受けた。
初めて歩くコースは登山本のコースタイムやネット情報が最大の頼り。
後は体調に気を配り自ら頑張るしかない。

少しでも早く出発しようと3時起床後、食事~寝床整理~テント撤収で4時半出発。
昨日同様に出発時の未明は快晴。3千メートル級の早朝は肌寒い。
今日一日の体力維持を考慮しゆっくりペースで進む。
予定通り順調に燕岳に向かっていたが燕岳に近づくにつれ対向登山者が増え出す。
流石に人気の燕岳でしかも好天の土曜日。女性登山者が多い。
対向登山者はほとんどが2人~10人ほどのグループ。
すれ違う時は多勢に無勢で、私が脇に寄って道を譲る。
これが積み重なると結構な時間ロス。
このため対向者がいない時に距離を稼ごうと急ぎ足になる。
これで結構ペースが乱れ疲労を蓄積させた。

それでも燕岳まではほぼ予定時間通りに到着。白い岩肌が美しい。
その後にミス。寄らなくて良い北燕岳山頂に寄りしかも道迷い。
縦走路が稜線上だと思い込み北燕山頂を北進して道が無いことに気付く。
地図を見直し山頂の巻道は分かったが下山時に登り人との交差で時間ロス。

北燕岳から先は登山者が激減。それと共に徐々に道の危険度が増す。
疲労も増してきたがそれでも東沢乗越~東沢岳までは良かった。
東沢岳を過ぎ一旦鞍部に下りその後の登りで急にペースダウン。
息遣いが荒くなり足が上がらなくなった。
丁度昼の12時。エネルギー補給を兼ねて10分ほど休憩。
このままズ~ッと休憩したい欲望にかられた。
が、「気力が大切」と自分を奮い立たせる。
すると不思議に荒い息遣いも収まり、遅いペースだが少しずつ登り続けられた。

その後多数の巨岩が連なる稜線上に出て、不明瞭な道を探しながら進む。
稜線上の道探しで手間取ったり危険個所を慎重に進んだりで予定時間超過。
巨岩連続稜線から剣ズリと呼ばれる大岩場を過ぎると緩かになり餓鬼岳小屋到着。
小屋前で軽食と小休憩をとった後、餓鬼岳往復で約20分。
山頂からは周囲の山並みや大町方面の街並みも眺望できた。

山頂で一服休憩後はいよいよ下山。
大凪山までに6~7つほどの登山グループとすれ違った。
餓鬼岳は余り人気がないらしいがそれでも夏山シーズンの土曜で人出は多い。
大凪山以後はガレ場の急斜面が続く。足を滑らすと命の保証はない。
その後に水場が現れる。水不足で歩いてきたため水場で思い切り水分補給。

水場出現以後も沢沿いの滑落注意の道が続く。
沢沿い道が終わり危険地帯を抜け心底ホッとした。
しかし予定より遅れ気味で予約した宿の夕食時間に間に合わない恐れがある。
2人組登山者を追い越し、急ぎ足で林間の道を抜けて18時過ぎ駐車場に到着。
駐車場にいた車中泊登山者から声掛けされたが返事もそこそこで急ぎ発車。
宿到着後は15分でカラス行水を終え、バイキング夕食を20時まで食べ放題。
百名山達成の祝杯は自動販売機の缶酎ハイ1本。
テント泊旅の終了後は、風呂と腹一杯の食事とフカフカの寝床が至福のご褒美。
そして最大の幸せは緊張から解放された後の達成感と心身の休息。

縦走開始30分後に眺めた日の出
大天荘からの縦走途中の朝日 

縦走路の先に燕山荘と燕岳
縦走路の先に燕山荘と燕岳 

タカネナデシコ ?
タカネナデシコ ? 

縦走路を振り向くと左に大天井岳
左に大天井岳、右に槍ヶ岳 
大天井の奥には穂高連峰と槍ヶ岳

縦走路の前方の眺め
左奥が立山、右奥が燕岳…多分(^^; 
左奥が立山、右奥が燕岳

左端が燕岳、右端が燕山荘
左端が燕岳、右端が燕山荘 

燕岳への道
燕岳への道 

途中に現れた「めがね岩」
途中に現れた「めがね岩」 

大天井岳からの縦走路
大天井縦走路、その奥左から前穂、奥穂、槍 
一番奥の左から前穂、奥穂、槍

燕岳山頂、その奥に北燕岳
燕岳山頂、その奥に北燕岳 

東沢岳から餓鬼岳縦走路眺望
東沢岳から餓鬼岳縦走路眺望。途中に剣ズリ 
真ん中に見える出っ張りが「剣ズリ」?

餓鬼岳山頂標柱と山並み眺望
餓鬼岳標柱の奥に剣ズリ、東沢尾根、槍 
手前から順に剣ズリ、東沢尾根、槍

大凪山後の急下り道から市街地眺望
大凪山後の急下り途中で市街地眺望 

気を抜けない沢沿いの下山道が続く
沢沿い下山道も気を抜けない 

ようやく着いた白沢登山口駐車場
ようやく白沢登山口駐車場着 

04時30分 大天荘テント場・発
07時40分 燕岳山頂
09時35分 東沢乗越
10時25分 東沢岳山頂
13時40分 餓鬼岳山頂
15時25分 大凪山山頂
18時05分 白沢登山口P・着
18時55分 農家民宿ごほーでん・着

登山時間 12:40 登山距離 25km 高低差 1800m
運転時間 0:45 運転距離 22km 民宿泊

北アルプス縦走登山ルート (ルートラボ地図利用)
※ ルートラボ画面の左上には「拡大縮小」、右下には「ルート再生」、右上には「再生速度調整」の機能があります。

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| 日本百名山 旅行 | 19:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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H28.8.5 北アルプス縦走3日目

100番目 槍ヶ岳
NHKBSの百名山人気ランキングでは富士山が1位で槍ヶ岳が2位。
深田はその著書で「高さと言い、颯爽とした鋭い形と言い、わが国の山の中で最もユニークな存在」と語っている。
また「富士山と槍ヶ岳は、日本の山を代表する二つのタイプである。斉整なピラミッドで悠然と裾を引いた富士型であるに反し、他の一つは先鋭な鉾で天を突く槍型」と分類し、「地方の山々に多くの何々富士や何々槍を生んだ」と述べている。
私は「富士山は万人が美しいと思う山、槍ヶ岳は登山者の憧れの山」だと思う。

8月5日(金) 北アルプス縦走3日目(槍ヶ岳、大天井岳)
天気 晴のち曇

朝起きると雲ひとつない快晴。
夜明け前に出発し登山道途中から眺める御来光がまぶしい。
出発し登り道を進むと樅沢岳山頂に着く。槍ヶ岳の雄姿が現れる。
槍ヶ岳へはアップダウンが大きく険しい西鎌尾根と呼ばれる道を通る。
険しい道は注意深く進めば特に危険を感じない。
しかし樅沢岳から千丈乗越まで一旦大きく下った後に登り返すのが結構苦しい。
槍ヶ岳の頂がすぐそこに見えるのにそこまでの急斜面が眼前に立ちはだかる。
歩幅を小さくして地道に少しずつ高度を稼いでいくしかない。

千丈乗越から1時間で槍ヶ岳山荘に到着して一安心。
5分ほど休憩後ザックを山荘脇にデポし、いよいよ最後の百名山槍に向かう。
槍ヶ岳山頂付近にはガスがかかり始めている。
剱岳の様な渋滞はなく10人ほどの登山者が私の前を登っていく。
槍ヶ岳と剱岳で最大斜度の程度や高度感に差は無いように感じられる。
大きな違いは剱岳が最低限の補助器具(鎖とボルト)で登山者をアシストしている。
一方の槍ヶ岳は鉄梯子で登山者の安全性をより確保している。
それでも人それぞれ恐怖感を覚えながら慎重に鉄梯子を登る。
そして無事最後の百名山槍ヶ岳山頂に達する。

山頂からの眺望はガスが多めでイマイチ。
時々ガスが薄れて周囲の視界が開け始めると登山者が歓声を上げる。
しかし遠方までは中々見渡せず、穂高岳方面の眺望も叶わない。
山頂の広さは20人程が限界のため登って来た人と交代するように下山。

百名山はこれで全て完了だが、今回の縦走はここからが未だ大変。
槍ヶ岳から東鎌尾根という登山路を進み今日は大天井岳まで結構長い道程。
東鎌尾根も西鎌尾根同様に多少注意が必要なコース。
このコース上では20人以上の登山者と出会った。
その中には白人男性の登山者や30歳前後の女性登山者ともすれ違った。
しかし両者共に動きがとてもスローで、見ていて不安を感じさせられた。
疲労・緊張・恐怖によるスローペースの様に見受けた。
外国人や女性が単独で安易に登山する山ではないのだが…無事の山旅を祈るのみ…

他人の心配をしていた私自身も15時過ぎには相当の疲労状態。
この日も午後からガスが増え一時的に霧雨になったが雨合羽は着ず目的地到達。
本日のテント場大天荘にテント設営後、大天井岳まで往復20分。
夕暮れ時の大天井岳からはそこそこ眺望も楽しめた。

日の出直後の樅沢岳山頂から槍ヶ岳
樅沢岳山頂から見る槍ヶ岳 

朝露のチシマギキョウ?と槍ヶ岳
朝露のチシマギキョウ?と槍ヶ岳 

左俣乗越から見た槍ヶ岳
左俣乗越から見た槍ヶ岳 

千丈乗越から見上げる槍ヶ岳
千丈乗越から見上げる槍ヶ岳 
小槍が大きく見える

西鎌尾根縦走路を振り返る
西鎌尾根を振り返る 

槍ヶ岳山頂を目指す
槍ヶ岳山頂を目指す 

登攀途中で見下ろす槍ヶ岳山荘
登攀途中で見下ろす槍ヶ岳山荘 

山頂直下の最後の登り鉄梯子
山頂直下最後の鉄梯子登り 

山頂で記念撮影
山頂での記念写真 

槍ヶ岳山荘から穂高へ向かう稜線
槍ヶ岳山荘から穂高へ向かう稜線 

東鎌尾根に向かう縦走路
東鎌尾根に向かう縦走路 

東鎌尾根上の鉄梯子
東鎌尾根上の梯子場 
鉄梯子の頂から下を見る白人登山者

水俣乗越を過ぎると西岳と稜線
水俣乗越を過ぎると西岳と稜線 
西岳への登路上で女性登山者と交差

ヒュッテ西岳
ヒュッテ西岳 

ビックリ平
ビックリ平 
天気が良ければ景色にビックリするのか ?!

大天井ヒュッテ
大天井ヒュッテ 
この辺りが疲労のピーク

大天荘
大天荘 
やっと到着してホッと安堵

大天井岳山頂
大天井岳山頂 
5分ほどいたらガスが薄れ眺望出現

04時45分 双六小屋テント場・発
05時30分 樅沢岳山頂
08時00分 千丈沢乗越
09時00分 槍ヶ岳山荘
09時30分 槍ヶ岳山頂(25分休憩)
11時00分 ヒュッテ大槍
12時00分 水俣乗越
13時25分 ヒュッテ西岳
15時25分 大天井ヒュッテ
16時15分 大天荘テント場・着
17時45分 大天井岳・往復(20分)

登山時間 11:00 登山距離 21km 高低差 700m テント泊

※ お詫びと訂正
8月26日に掲載した「南アルプス縦走3日目」ブログの写真に付したコメントに「モミの木の北限は秋田で青森には無い」と書きましたが、その後にいつも激励指導くださるT先輩からご教示があり間違いと分かりました。
正しくは「モミの木の自生の北限は秋田県(岩手県)と言われている」「青森県の十和田市には県天然記念物に指定されたモミの木がある」でした。なお県指定のモミの木が自生かどうかは不明とのこと。
お詫びして訂正いたします。

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